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ジャイアンツQBマニング、「WRベッカムの健康状態は良さそう」

2018年06月25日(月) 09:28

ニューヨーク・ジャイアンツのイーライ・マニング【AP Photo/Patrick Semansky】

足首の故障から復帰中のニューヨーク・ジャイアンツのワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムは、今オフシーズンにフィールド上で十分な動きを披露していない。

全員参加型ミニキャンプには医師からの参加許可を得ていたものの、スターWRベッカムは個人ドリルへの参加をするにとどまっていた。

それでも、クオーターバック(QB)イーライ・マニングはチームトップのレシーバーの状態について好感触を得たと伝えている。

現地22日(金)、ルイジアナ州立ニコルス大学で開催した年1度の“マニング・パッシング・アカデミー”の場で『NFL Network(NFLネットワーク)』のレット・ルイスとの1対1のインタビューを通じ、マニングはミニキャンプの練習後にベッカムと複数ルートを一緒に走ったことを明かした。

マニングは「かなり調子が良さそうに見えた。彼は身体の状態も良さそうだった」とコメントしている。

マニングのコメントはトレーニングキャンプ開始前のチームにとって朗報であり、ジャイアンツはフィールド上でようやくベッカムの最大限の力を生かすことができそうだ。

最高の健康状態のベッカムがいれば、ジャイアンツはリーグ最高峰のエリートWR陣を形成することになる。

2017年は故障によって2試合の先発出場にとどまったものの、ベッカムは2014年から2016年にかけて3年連続で1,000レシーブヤード、35タッチダウン以上をマークしているプレーヤーだ。

「故障やそれらを乗り越える必要があった昨年はオデルにとって非常につらいものだったはず」と語ったマニングは続けて「彼は再びここに出てきてビッグイヤーを飾りたいんだ。うまくプレーしたり、タッチダウンを決めて祝ったり、楽しんだりとね。オデルは彼の人生の一部を失っていたんだと思う・・つまりはフットボールをプレーすること、試合に勝つこと、そして、その中で楽しむことをね」と述べた。

その一方で、ベッカムがおそらくレギュラーシーズンを前に享受するだろうものは安定した新契約であろう。

今季に新人契約最終年を迎えるプロボウル3度のベッカムのベースサラリーは840万ドル(約9億2,000万円)となっており、これまでの成績から考慮すれば、リーグトップのWRと同程度の大型契約を結ぶための議論が行われて良いはずだ。

しかしながら、先日にベッカムが記者に対してトレーニングキャンプへの参加意向を明かしていることからも、どうやらチームは夏季中の醜い契約争いについてさほど心配する必要がないのかもしれない。

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