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ベンガルズがDTアトキンス、DEダンラップと契約延長

2018年08月29日(水) 10:34


シンシナティ・ベンガルズのジーノ・アトキンス【AP Photo/Michael Ainsworth】

アーロン・ドナルドがロサンゼルス・ラムズからの新契約提示を待ち続けている一方で、シンシナティ・ベンガルズはディフェンシブライン(DL)の2人のスター選手を手厚く扱った。

シンシナティ・ベンガルズは28日、オールプロ2度のディフェンシブタックル(DT)ジーノ・アトキンスとプロボウラーのディフェンシブエンド(DE)カルロス・ダンラップの契約延長を成立させたようだ。

アトキンスの代理を務めた『SportsTrust Advisors(スポーツトラスト・アドバイザー)』は火曜日、『Twitter(ツイッター)』を通してアトキンスが2022年シーズンまでの4年の延長契約に合意したと発表した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが得た情報によると、アトキンスの新契約は4年6,530万ドル(約73億円)程度になるとのことだ。

初年度に2,550万ドル(約28億円)を受け取ることとなるDTは最初の2年間で契約内容の半分程度(3,750万ドル/42億円)を手にする予定だ。アトキンスの平均年俸1,630万ドル(約18億円)は30歳を超えたクオーターバック(QB)以外のポジション選手の中で史上最高額となっている。

一方のダンラップは2021年までの3年の契約延長を行い、その額はおよそ4,500万ドル(約50億円)になるとラポポートは伝えている。

2013年に結んだ5年契約の最終年を迎えていたアトキンスとダンラップはどちらもベンガルズが2010年ドラフトで指名した選手でもある。ダンラップはこの年のドラフト2巡目で、アトキンスは4巡目で指名されていた。

プロ入り後からサック64.5回を積み上げたダンラップはリーグ全体10位にランクインし、サック61回のアトキンスは18位にランクインしている。ここ10年を振り返って見ても、このパスラッシングデュオの安定感に並ぶ2人組はなかなかいない。

それぞれ30代に突入したアトキンスとダンラップはチームのDL陣の中でも才能あふれる若き選手たちに囲まれるようになってきた。アトキンスはDTのポジションを3年目のアンドリュー・ビリングスと共有し、ダンラップは2年目の若き新星ジョーダン・ウェリスと競い合っている。
ベンガルズはリーグナンバーワンDTであるドナルドの前にアトキンスとの契約を締結させることで、外部の動きがアトキンスの年俸を引き上げる流れを未然に防いだ。

しかしながら、より重要となるのは、シーズン開幕を前にアトキンスとダンラップの長期契約を締結させたことで、チームが来たる数年は安心してフロントセブンの中核を固定することが可能になったという点だろう。

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