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ジェッツ新人QBダーノルドがシーズン第1週のライオンズ戦に先発へ

2018年08月30日(木) 12:41

ニューヨーク・ジェッツのサム・ダーノルド【AP Photo/Alex Brandon】

ニューヨーク・ジェッツがクオーターバック(QB)テディ・ブリッジウォーターをトレードしたことで、新人QBサム・ダーノルドがシーズン開幕戦で先発を務めるとの見方が必然的に生じている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはジェッツの新人QBダーノルドがシーズン第1週のマンデーナイト・フットボールで先発を務めるようだと報じた。

プレシーズン中からジェッツの動向を追っていた者たちにとって、この動きはさほどの驚きではなかった。

2018年ドラフト全体3位で指名を受けたダーノルドは数日遅れでキャンプインし、QBの階段を一段ずつ着実に上っていった。ダーノルドは重要なプレシーズン第3戦を含むここ2試合のプレシーズンゲームで先発を務めている。

21歳のQBが残したプレシーズンゲームでの成績はパス45回で成功率64.4%、タッチダウン2回、インターセプト1回、パサーレーティングが83.9だ。

プレシーズン中はブリッジウォーターの成績がダーノルドより良かったとしても、負けを経験することは昔ながらのルーキーの宿命だ。現地29日(水)に行われたブリッジウォーターのトレードがそれを裏付けているだろう。

相手の読みや、パスの拡散能力、NFLで通用する肩の強さ、そして、改善されたポケット内での動きによって周囲に感銘を与えたダーノルドは、1アテンプト平均5.4ヤードで消極的な傾向が見られていたにもかかわらず、チームを指揮する能力やオフェンス陣のゲームメイカーとして機能する力があることをチーム首脳陣に見せつけていた。

ダーノルドは1970年の合併以降でNFLのシーズン第1週に先発するQBとして最年少となる。21歳と97日の若さでデトロイト・ライオンズ戦に挑むダーノルドはまた、先発QBとしては1992年にデンバー・ブロンコスのトミー・マドックスが打ち立てた21歳と81日に次ぐ史上2番目の選手だ。

ジェッツは長期の育成目的でUSC(南カリフォルニア大学)のQBを全体3位に指名したわけではない。ベテランのジョシュ・マッコウンをメンターに従え、ダーノルドは実戦を通して学んでいくこととなる。

新人QBのレギュラーシーズンデビュー戦は視聴率が最も高い時間帯の“プライムタイム”に開催される。ダーノルドに夢や希望を抱くファンにとってはこの上なく喜ばしいはずだ。

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