ペイトリオッツ、TEグロンコウスキーの契約を改定
2018年08月31日(金) 10:19現地30日(木)、ニューイングランド・ペイトリオッツのタイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーが今オフシーズンを通して訴えていた契約問題は、ニューイングランド・ペイトリオッツによって解決された。この問題がグロンコウスキーのシーズンに悪い影響を与えることはもうないだろう。
29歳のTEは2018年の年俸に対する追加のインセンティブが430万ドル(約4億8,000万円)で、潜在的には1年最大1,330万ドル(約14億8,000万円)にまで到達可能となる契約改定に合意したようだ。これはグロンコウスキーの代理人を務めるドリュー・ローゼンホースが『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートに対して明かしたもの。ラポポートによると、今回の動きはグロンコウスキーが昨年に合意した試合前ボーナスの100万ドル(約1億1,000万円)と330万ドル(約3億7,000万円)のインセンティブが付与された契約改定と似たものだのこと。
この動向を最初に報じたのは『ESPN』だ。
グロンコウスキーにはあと2年の契約が残っており、改定前までの2018年のベースサラリーは800万ドル(約8億8,000万円)、2019年は900万ドル(約10億円)となっていた。『Over the Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、グロンコウスキーはジミー・グラハム、トラビス・ケルス、ジョーダン・リードに次いでリーグ4番目に高額なTEとなっている。
2010年以降でプロ9年目に突入したグロンコウスキーよりもタッチダウン(76回)を決めた選手はいない。この数字はTEとして史上3位の数字でもある。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、オールプロ4度のグロンコウスキーは5シーズンで10タッチダウン以上をマークした史上唯一のTEとのことだ。
陽気なグロンコウスキーが長期間にわたっていら立つ姿を見ること自体難しいだろうが、2018年も非常に頼りにするはずの選手に対し、チームがその市場価値に見合った公正な年俸を与えることは当然の流れだ。
オフシーズンを通してワイドレシーバー(WR)陣にテコ入れを施したペイトリオッツの中で、グロンコウスキーはクオーターバック(QB)トム・ブレイディとチームのパスゲームに対し、今年も馴染みある一定の安心感をもたらすだろう。
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