キッカー（K）ダン・ベイリーのダラス・カウボーイズでの輝かしいキャリアは幕を閉じたが、NFLでの日々すべてが終わったわけではない。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが現場の情報筋の話を元に伝えたところによると、ニューヨーク・ジェッツがベイリーのワークアウトを行うようだ。

7シーズンを過ごしてチーム史上最高の186回というフィールドゴールを積み上げたベイリーは、現地1日（土）にカウボーイズからリリースされた。全アテンプトの88.2％で成功を収めるベイリーは現在、NFL史上2番目に精度の高いキッカーとなっている。

目を見張るような数字ではあるが、カウボーイズでの最終シーズンのベイリーは股関節の負傷もあり、20回のアテンプトで15回の成功という記録は成功率でいうと75％というキャリア最低の数字だった。カウボーイズはこの結果や30歳という年齢も踏まえ、ベイリーの放出を決定したようだ。

ジェッツはプレシーズンを通してテイラー・バートレットとジェイソン・マイアーズとの間で正キッカーの座を争わせ、最終的にはマイアーズがその座を勝ち取っていた。ベイリーが健康な状態、かつ、以前のフォームを取り戻した場合、明らかに上記の2人よりも優れたキッカーであることから、ジェッツが一度ベイリーを調査してみようと思うのも当然だろう。

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