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ブロンコス、新人RBフリーマンを先発起用へ

2018年09月05日(水) 10:25

デンバー・ブロンコスのロイス・フリーマン【AP Photo/Mark Reis】

ここ2年連続で新人選手がNFLのラッシングヤードをけん引してきた。2016年度はダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオットが、2017年度はカンザスシティ・チーフスのカリーム・ハントがリーグトップのラッシングヤードをマークしている。

今シーズンはデンバー・ブロンコスのロイス・フリーマンがそれに続くチャンスを得た。

ヘッドコーチ(HC)バンス・ジョセフは現地3日(月)、2018年度ドラフト全体71位指名のロイスをチームの先発ランニングバック(RB)として起用するとし、明白なパスシチュエーションではデボンティー・ブッカーを、ペースチェンジのオプションとしては新人のフィリップ・リンゼイを用いる方針だとも述べた。

フリーマンはプレシーズンゲームでのわずか15キャリーでタッチダウン3回を決め、1キャリー平均は5.6ヤードと驚くべき数字を残していた。

ジョセフHCはチームの公式ウェブサイトを通じて次のように説明している。

「ロイスであれば肉体的にも、精神的にも、その役割を担うことが可能だ。彼は非常にパスプロテクションがうまい。若いハーフバックがベテランクオーターバックとプレーする時にはパスの問題が一番の懸念事項となるはずなのだ」

ブロンコスは1995年以来で初めて新人のテールバック(TB)をシーズン開幕から起用することとなる。殿堂入りを果たしたテレル・デービスがNFLデビュー戦で70ヤード、タッチダウン1回を記録したのがその年だった。

地元紙『The Denver Post(ザ・デンバー・ポスト)』によると、フリーマンは「このあたりの伝説的な選手で、優秀なプレイヤーの名前が引き合いに出されて光栄に思う。もっと頑張らなければと思わせてくれるね」と語っていたという。

現在は『NFL Network(NFLネットワーク)』で解説を務めるデービスは、今夏を通してフリーマンがブロンコスの先発を務めそうだと述べていた。8月初旬の時点でデービスは「デンバーの人たちと話をした。彼らはキャンプとミニキャンプを通じてロイス・フリーマンが見せてくれたものに興奮していた。彼らはロイスが先発ランニングバックになると思っている」とも伝えている。

ブロンコスの新人選手の中ですぐに輝きを放ちそうなのはフリーマンだけではない。1巡目指名のブラッドリー・チャッブはオールプロのエッジラッシャーであるボン・ミラーの対となるアウトサイドラインバッカー(OLB)を務める予定で、プレシーズン中に好調だったコートランド・サットンは3番手のワイドレシーバー(WR)としてベテランのデマリウス・トーマスやエマニュエル・サンダースの後ろに控えている。

それでも、ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・エルウェイが元ドラフト1巡目指名クオーターバック(QB)に対してついに愛想を尽かし、去年のドラフトメンバーからは先週のファイナルカットで4人がロースターを外された後では、新人にかかるプレッシャーは相当なものになるはずだ。

【S】