クリーブランド・ブラウンズが連敗を脱出した――ある意味で・・・。

新たなシーズンを迎えたブラウンズはチームの無益な歴史的記録に幕を閉じる目前までいったものの、完全に抜け出すにはあと1週間待たなければならない。ブラウンズはシーズン初戦でピッツバーグ・スティーラーズと対戦し、21対21で引き分けた。

スティーラーズに先制を許したブラウンズは前半を無得点で終えるも、後半に入って奮起。第4クオーターでスティーラーズに追いつくと、オーバータイムに持ち込んだ。相手キッカー（K）クリス・ボスウェルがフィールドゴールを失敗する運にも助けられたが、アウトサイドラインバッカー（OLB）ジョー・シューベルトがスティーラーズのクオーターバック（QB）ベン・ロスリスバーガーをインターセプトしたチャンスを生かしきれず、追加点はならなかった。

試合後、ブラウンズのヘッドコーチ（HC）を務めるヒュー・ジャクソンは「今回も皆が戦ってくれた。ファンを思うと悔しい。勝てずに彼らを帰路につかせたくなかったのだが。選手たちにも勝利なしに帰宅させたくはなかった。つまり、達成できなかったということ。まだ終わっていない。もちろん、引き分けは引き分けだ」とコメントしている。

ブラウンズは2016年シーズンを1勝15敗で終え、昨季は一度も白星を挙げられなかった。

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