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ブラウンズ、WRゴードンを現地17日にリリースへ

2018年09月17日(月) 09:24

クリーブランド・ブラウンズのジョシュ・ゴードン【AP Photo/Ron Schwane】

驚きの展開を迎えた。クリーブランド・ブラウンズが現地15日(土)、ワイドレシーバー(WR)のジョシュ・ゴードンをリリースすると明かしたのだ。

ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・ドーシーは声明を通じて次のように発表している。

「今日の午後、われわれはジョシュ・ゴードンと彼の代理人に対して17日にリリースすることを伝えた。ここ6年間にわたってジョシュにはフルでのサポートを行い、投資をしてきた。彼がベストな状態となるように個人的にも、ビジネス的にも支えてきた。しかしながら、残念ではあるが、この先を考慮した結果、このタイミングで袂(たもと)を分かつのがベストだと判断した。ジョシュにはこの先の活躍を祈っている」

ゴードンが17日にリリースされる前にトレードが起こる可能性もある。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地の情報筋の話を元に、少なくとも5チーム程度がゴードンのトレードに関心を抱いていると報じた。現在のゴードンはダラス・カウボーイズ、あるいは、サンフランシスコ・49ersへの移籍に興味があるという。49ersのジョン・リンチGMは16日、ブラウンズに電話してゴードンに関する状況確認を行ったと明かした。

ブラウンズは15日の朝、ハムストリングを負傷しているゴードンに対してニューオーリンズ・セインツ戦から除外することを伝えていた。ラポポートによれば、練習フィールドではなく、写真撮影会の場でハムストリングを負傷したとされるゴードンは15日の練習時にチーム施設へ遅れて登場し、チームに自分の状況を伝えたとのことだ。

ラポポートは『Twitter(ツイッター)』に「ブラウンズからのジョシュ・ゴードンの急な旅立ちについて:彼のリリースは禁止薬物の使用違反や検査に引っかかったからではなかった。彼は写真撮影会でハムストリングを負傷していた」と投稿。

『Cleveland.com(クリーブランド.com)』のメアリー・ケイ・カボットはNFLネットワークの『Up to the Minute(アップ・トゥー・ミニット)』の中で「ゴードンは彼らしく見えませんでした。ハムストリングの問題に加え、もしかすると、他にも何か不安な点があるのかもしれません。おそらくは、過去に停止処分を受けたことと関係する何かが」と語っていた。

非公開となっている健康問題を治療するため施設に通っていたゴードンはトレーニングキャンプとプレシーズンゲームのすべてを欠席してきた。

先週のゴードンは21対21でタイゲームに終わったピッツバーグ・スティーラーズ戦に登場しており、17ヤード、パス1回をキャッチしている。2013年のオールプロWRは2014年から2017年シーズンを通して合計56試合の出場停止処分を受けて以降、初めてのフルシーズンに向けて取り組んでいた。

NFLネットワークのトム・ペリセロは情報筋の話を元に、プロ3年目だとは言っても、ゴードンの累積年数は“ベステッド・ベテラン”としての枠に達しており、チームがゴードンを17日にリリースした場合、彼はすぐさまフリーエージェント(FA)になるとのことだ。

ゴードンのリリースにより、ブラウンズが再びFAのワイドレシーバー(WR)デズ・ブライアントの獲得に動く可能性も考えられる。ブライアントはプレシーズン中にチームを訪問していたが、契約が交わされることはなかった。

『NFL.com』のデジタルコンテンツ部門に務めるラキーシャ・ジャクソンはツイッターを通じてゴードンのメッセージを伝えた。

「ジョシュ・ゴードンがIG(インスタグラム)でブラウンズに対して感謝を述べ、WRが必要なチームを探しているみたいです」

「クリーブランドには本当に感謝している。この場所はいつだってホームのように感じた。非常に意識の高い、情熱的な仲間と過ごし、成長できたことを心から光栄に思うし、恵まれていると感じる。とんでもなく最高の旅だった。皆には幸運を祈ってる。今まで居させてくれたクリーブランド・ブラウンズには本当に感謝。ここでの時間は絶対に忘れない」

「“物語は続き、次のチャプターへ” P.S.だれかディープスレットのWRはいりませんか?」

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