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ペイトリオッツがWRディッグスを1シーズンで放出

2026年03月05日(木) 08:46

ニューイングランド・ペイトリオッツのステフォン・ディッグス【AP Photo/Lynne Sladky】

ワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスのニューイングランド・ペイトリオッツでの在籍期間が終わった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地4日(水)に報じたところによると、ペイトリオッツが4度のプロボウル選出経歴を持つディッグスに対し、新リーグイヤーの開始日である3月11日(水)に放出する意向を伝えたという。

ペイトリオッツの判断は純粋に金銭的な理由によるものだ。ペリセロによれば、ディッグスは来週末に追加で600万ドル(約9億4,244万円)が完全保証となる予定だったため、ペイトリオッツは4日にこの判断を下し、ディッグスに事前に通知して新しい所属先探しを早めに始められるようにしたという。

ディッグスはペイトリオッツでの時間に感謝の意を示し、ソーシャルメディアに2枚の写真を投稿して「素晴らしい一年をありがとう・・・また会う日まで」とキャプションを添えた。

ディッグスは1年前にペイトリオッツと契約したが、その決定はペイトリオッツが大規模な資金投入を進めていた中でやや意外なものだった。当時結ばれた3年6,350万ドル(約99億7,417万円)の契約は構造上、当初から1年限りになる可能性が高かったと言える。ペイトリオッツはキャップヒットの大部分を2年目と3年目に先送りすることで、当面のキャップにディッグスを組み込みつつ、ディッグスがキャリア最高のシーズンを送り、その金額で残留させる価値があると証明した場合に備えて選択肢を残していたのだ。

ディッグスの称賛すべき点は、ペイトリオッツでの初年度にして唯一のシーズンで、多くの予想を上回る活躍を見せたことだ。ディッグスはレギュラーシーズンの17試合でキャッチ85回、1,013ヤード、タッチダウン4回を記録し、若手ぞろいのペイトリオッツが必要としていた情熱的で経験豊富なベテランリーダーとしての役割も果たした。第60回スーパーボウルではキャッチ3回で37ヤードと大きな活躍はできなかったものの、ペイトリオッツがディッグス抜きで2025年シーズンの決勝戦に到達できたかどうかは疑問に値する。第60回スーパーボウルを前にした週にチームメイトたちがディッグスについて語った前向きな言葉はその見方を裏付けており、ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルはシアトル・シーホークスに敗れてから約1カ月が経過した後も、引き続きこのベテラン選手を高く評価していた。

ブラベルHCは2月25日にインディアナポリスで行われたNFLスカウティングコンバインで「まあつまり、彼の将来だけでなく、彼が私たちのためにしてくれたこと、チームに加わってリーダーシップを発揮してくれたことが大事だ。彼は膝のリハビリ期間中、本当に懸命に取り組んでいた。毎週、チームにとって本当に良い存在だったと思う」と述べている。

11月に33歳となるディッグスは1,000ヤード超えを達成したばかりで、ミネソタ・バイキングスやバッファロー・ビルズでプレーしていたキャリア初期にスター選手へと変貌する中で発揮していた数々の能力を見せつけた。ディッグスはタイリーク・ヒルやマイク・エバンス、ディーボ・サミュエル、ディアンドレ・ホプキンス、クリスチャン・カーク、ジャワン・ジェニングスなど、多くの著名なワイドレシーバーとともにフリーエージェント(FA)となる。

これからフリーエージェントとなるディッグスは先月、専属シェフとのトラブルに端を発する重罪の首絞め行為およびその他の刑事告発に対して無罪を主張しており、4月1日(水)に公判前審理を控えている。

【RA】