バッカニアーズがQBフィッツパトリックをウィンストンと交代
2018年10月01日(月) 12:53“フィッツマジック”と呼ばれる魔法が解けてしまったようだ。
現地30日(日)に開催されたシカゴ・ベアーズ戦で48対10と大敗を喫したタンパベイ・バッカニアーズは、試合の後半からクオーターバック(QB)ライアン・フィッツパトリックを下げ、ジェイミス・ウィンストンを投入した。ウィンストンが出場した時はすでにチームは38対3とかなりのハンデを背負っていた。
NFL史上初となるシーズン第1週から3試合連続での400ヤード超えを達成したフィッツパトリックだったが、ベアーズの屈強なディフェンス陣を前にして沈黙している。
2クオーターを通じて不安定さを見せたフィッツパトリックはレシーバー陣へのパスも精度を欠き、ベアーズの容赦ないパスラッシュへの対抗策を講じることもできなかった。ベテランQBの記録はパス18回を投じてわずか9回の成功、126ヤード、インターセプト1回、パサーレーティングは49.8だ。
この日、デショーン・ジャクソンによる2つのビッグプレー(前半の4キャッチで107ヤード)以外でフィッツパトリックが攻撃陣をうまく先導することはなかった。
シーズン開幕からの3試合で出場停止処分を受けていたウィンストンもまた、調子の波が激しい1日を過ごしており、パス20回を投じて16回の成功、145ヤード、タッチダウン1回、インターセプトは2回を記録した。
次週はバイウイークとなるバッカニアーズにはベアーズ戦でフィッツパトリックが不調だった場合、シーズン第6週から先発QBにウィンストンを起用するというプランがあったようだ。しかしながら、ヘッドコーチ(HC)ダーク・コッターが動くまでに必要だった時間はわずか2クオーターだったようだ。
バイウイーク後の試合でウィンストンを先発として復帰させるかどうかについて、コッターHCが具体的に述べることはなかったものの、ウィンストンが先発として出場するには十分なものを見せてくれた“可能性”が高いとは認めていたようだ。
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