キッカー（K）アダム・ビナティエリが文句なしの“フィールドゴールキング”となった。

インディアナポリス・コルツのKビナティエリが現地30日（日）に行われたヒューストン・テキサンズ戦の第2クオーターで42ヤードのフィールドゴールを決め、NFL記録を打ち立てた。残念ながらこの日のコルツは37対34でオーバータイムにもつれ込んだ接戦を落としている。

殿堂入りしているモーテン・アンダーソンが保持していたキャリア通算565回のフィールドゴールとタイでテキサンズ戦に臨んだビナティエリは、これまでの記録を更新する566回目となるキックを決めた上、オーバータイムでは567回目のキックを成功させた。

大記録を打ち立てるよりも前に、23年目のベテランKは出場試合数史上4位にランクインするジョージ・ブランダの341試合という記録を追い抜いてもいた。

ビナティエリはNFL記録の更新について、「あぁ、キャリアが終わった後でもう少しちゃんと考える日が来るだろう。面白くも思ってしまうよ、試合中に自分を祝福してくれた仲間とたちを思うとね。あの瞬間、自分は“ワォ、自分よりも他にもっと蹴った人はいないのか？”という感じで、何というか、“え、これが今までの誰よりも多いキックだったのか”、といったそんな感じだった」と心境を明かした。

最後にビナティエリはこのようにも語っていた。

「奇妙な感じだ。負けてしまったからね、（勝っていた場合と）同じような感覚ではない。今から何週間、何カ月、そして、何年か後に振り返った時、とても特別な瞬間だったんだなと思うだろうね」

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