シーホークスSトーマスがカーディナルス戦で足を骨折
2018年10月01日(月) 10:18シアトル・シーホークスのセーフティ(S)アール・トーマスが20対17で白星を飾ったアリゾナ・カーディナルス戦の第4クオーターで足を負傷し、左足には固定具を装着したままカートに乗せられてフィールドを去った。
トーマスは直接レントゲン室に運ばれたようだと『FOX(フォックス)』が伝えており、シーホークスのヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルは試合直後、トーマスが左足下部を骨折したことを明かした。
オールプロ3度のSはエンドゾーンでカーディナルスのワイドレシーバー(WR)チャド・ウィリアムスのタッチダウンパスキャッチを防ごうとして足を負傷した。ウィリアムスを後ろから追いかけていたトーマスの左足は地面に倒れ込む直前にウィリアムスの臀部(でんぶ)に軽く接触していている。
このプレー後、起き上がらずに手で膝を抱えていたトーマスをチームメイトが囲んでいた。コーナーバック(CB)パトリック・ピーターソンを含む複数のカーディナルスの選手もトーマスに対して直接励ましの言葉を送っている。チームの医療スタッフがトーマスの左足下部に固定具を装着し、フィールドを去るためにカートに乗るトーマスの手助けもしていた。
一方で、今回の負傷はトーマスとチームに影響をおよぼしている。以前からダラス・カウボーイズ、あるいは、カンザスシティ・チーフスとの有力なトレード候補として挙げられていたトーマスだが、今回の件を受け、他チームがトレードを実行する可能性はほぼ皆無となったはずだ。
850万ドル(約9億7,000万円)のベースサラリーを受け取る契約最終シーズンに突入する前まで、新契約を欲したトーマスはチームのトレーニングキャンプをホールドアウトしていた。しかしながら、シーホークスは断固としてトーマスの契約を改定する意志を見せず、最終的に折れたトーマスはレギュラーシーズン開始前にチームへと合流し、現在までにチームをけん引するインターセプト3回を記録していた。
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