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ジャガーズRBフォーネットに1試合の出場停止処分

2018年11月27日(火) 13:22

ジャクソンビル・ジャガーズのレナード・フォーネット【AP Photo/Adrian Kraus】

NFLは現地26日(月)、ジャクソンビル・ジャガーズのランニングバック(RB)レナード・フォーネットに対し、非スポーツマン的行為と不必要なラフプレーによる1試合の出場停止処分を言い渡した。

25日に開催されたバッファロー・ビルズ戦で乱闘を起こした代償として、フォーネットはシーズン第13週のインディアナポリス・コルツ戦に出場不可能となっている。

情報筋の話を元に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えたところによると、この処分に対してフォーネットは申し立てを行うとのことだ。フォーネットには28日の練習前にその結果が伝えられることとなる。

NFLのフットボールオペレーション部門で副部長を務めるジョン・ランヤンはフォーネットに対し、出場停止処分の理由を以下のように説明している。

「スポーツマンシップはゲーム中でも核をなすものであり、リーグがゲームに関連した、あるいは、ゲーム自体やそれに関わるものへの敬意を欠いた悪質な行為を許すことはない。・・・(中略)今回の出来事を撮っていたビデオはプレーに直接的な関わりのなかったあなたが自軍のサイドラインから相手陣地のフィールドにまで駆け寄って騒動の輪の一員となり、その騒ぎの場に入るとすぐに相手チームの選手に殴りかかるあなたの姿を捉(とら)えていた。あなたの行動はNFLに不適切であり、ゲーム中にそのような場所は存在していない」

第3クオーターに乱闘を起こしたフォーネットとビルズのディフェンシブエンド(DE)シャック・ローソンは、ビルズが24対21で勝利を収めた試合を退場させられた。この騒ぎはジャガーズのワイドレシーバー(WR)ドンテ・モンクリーフがビルズのゴールラインギリギリのところでキャッチしたボールが奪い合いとなり、これが発展して起こったものだった。ビルズのコーナーバック(CB)リーバイ・ウォーラスがモンクリーフからボールを奪おうとする間、両チームは互いを突き飛ばし合って小競り合いが生まれた。退場処分を命じられたフォーネットとローソンの2人はフィールドを去った後のトンネル内でもいがみ合い、スタッフによって押さえつけられていた。

フォーネットは試合後、記者に対して次のように弁明している。

「仲間が攻撃され、そこで戦っていた。自分だって行く必要があるだろうし、自分自身を守る必要もあった。だが同時に、忘れてならないのはプロだということ。つまり、それはやってはいけなかったということだ。自分のことを尊敬し、見に来てくれた子供やファンのみんなに謝りたい。一番大きな問題はチームが負けてしまったこと。これは全部自分が悪い。責任は自分にある」

フォーネットは25日中に『Instagram(インスタグラム)』を通じて謝罪文も投稿している。

来週はフォーネットが不在となる見込みであるため、ランディフェンスでリーグ13位にランクインするコルツを相手にカルロス・ハイドやT.J.イェルドンがフル稼働となるだろう。

フォーネットはチームがコルツ戦を終えた翌日の12月3日(月)に復帰可能となる予定だ。

フォーネットが申し立てを行った場合、フィールド上における選手の行動に関連した申し立てを判断する審議官として、NFLとNFL選手委員会が任命したデリック・ブルックス、あるいは、ジェームス・スラッシュがフォーネットの意見を聞き、判断を下すこととなる。

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