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フィールドを遠ざかるペイトリオッツWRゴードン

2018年12月21日(金) 10:36


ニューイングランド・ペイトリオッツのジョシュ・ゴードン【AP Photo/Elise Amendola】

ニューイングランド・ペイトリオッツのワイドレシーバー(WR)ジョシュ・ゴードンが精神面での問題を理由にフィールドから遠ざかることとなった。

ゴードンは現地20日(木)に声明を発行し、今回の決定を自ら公表した。

「今後もハイレベルなパフォーマンスを披露し続けることを可能とするため、現時点の自分の精神面での問題を深刻に受け止めている。先日、精神的には物事をもっと良く理解できたはずなのにと感じた。そのようなわけで、私は精神面での問題に集中するため、フットボールのフィールドから少し離れることにする。ヘッドコーチ(HC)のベリチックやクラフト氏、そして、ペイトリオッツに在籍している数多くの他の方々に対しては常日頃からのサポートに心から感謝したい。100%の状態となって戻って来るまでサポートしてくれる自分のファンたちにも感謝している」

昔から精神面の問題や禁止薬物使用の問題を抱えていたゴードン。出場停止処分によって2シーズンをまるまる棒に振ったゴードンは、2014年から2018年シーズンにかけてわずか10試合の出場にとどまっていた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは現地の情報筋の話を元に、ゴードンは禁止薬物使用規定の下で設けられた復帰条項に違反したことで無期限の出場停止処分に直面していると伝えた。リーグは後に、下記のように認めている。

「ジョシュ・ゴードンは本日から、禁止薬物使用規定の下、復帰条件違反によってリザーブ/コミッショナー出場停止リストに戻る」

ペイトリオッツはこの問題に関して次のような声明を発行した。

「ゴードンの健康面に対する継続的な努力をサポートする。彼がそうしようとすることはペライベートな問題であり、個人的な問題でもある。われわれはその決意を尊重したいと思っている」

計り知れないほどの才能を持つものの、それ以外の部分で苦しむWRにとっては新たな悲しい状況となった。

ゴードンが再び出場停止となれば、復帰にはまた相当な時間がかかるだろう。最悪の場合、27歳のWRのキャリアが終わってしまうことも考えられる。もうNFLでプレーしないとなった場合、ゴードンは史上最も“もったいない”プレーヤーとしてNFL史に名前が刻まれるはずだ。

ペイトリオッツは今後、WRのジュリアン・エデルマン、クリス・ホーガン、コーダレル・パターソン、そして、フィリップ・ドーセットらをうまく起用して戦うことになる。タイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーが不調に喘ぐ中、フィールドを縦に引き延ばすことのできるゴードンの能力を失うのは1月のプレーオフへと向かうチームにとってかなりの痛手だ。今季の11試合を通じ、ゴードンは40キャッチ、720ヤード、タッチダウン3回を記録していた。

ゴードンの状況がプレーオフ常連のペイトリオッツに影響を与えるのは確かだろうが、何よりも重要なのは、今後のゴードンが周囲の助けを借りながらどこかで安らぎを覚える人生を歩めるようになることだ。・・・たとえ、それがフットボールに関係がないものだとしても。

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