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スティーラーズHCトムリン、「来季には変化が必要」

2019年01月04日(金) 23:38

ピッツバーグ・スティーラーズのマシュー・マクレイン【AP Photo/Gene J. Puskar】

現地2日(水)に行われたピッツバーグ・スティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンの記者会見はアントニオ・ブラウンに関する話題で持ち切りとなり、この中でトムリンHCが口にした「今冬のピッツバーグには変革の風が吹くだろう」との発言は印象が薄れてしまった。

『Pittsburgh Post-Gazette(ピッツバーグ・ポスト・ガゼット)』を通じてトムリンHCは「変化というのはフットボールの一部であり、特に今日のような記者会見を行っている時には必要とされるものだ。われわれのスタッフがそれから逃げることはない。われわれが向かう先の一部に変革があることは私も認識している。そして、それに対してオープンであるのは(来季もまた)このようなことをするつもりがないからである」と語っていた。

スーパーボウル出場候補チームとして、ロースターにタレントをそろえてシーズンを開始したスティーラーズだったが、1月の予定は白紙となってしまった。

先シーズン、スティーラーズは攻撃コーディネーター(OC)トッド・ヘイリーと袂(たもと)を分かち、ランディ・フィクトナーを昇格させており、トムリンHCは守備側のアシスタント陣にもマイナーなてこ入れを敢行した。

しかしながら、今回ばかりは守備側に大きな変化が訪れそうだ。伝説的コーディネーターのディック・ルボーの後を継いで4年目となったキース・バトラーは、毎年のように強化しているにもかかわらず、バックエンドで悲惨な仕事をしてきたスティーラーズの守備陣を指揮していることでファンによる怒りの対象となってきた。

また、スティーラーズはオフェンシブライン(OL)コーチとしてリーグトップクラスの実績を残しているマイク・マンチャックがHC職を求めてチームを去る可能性も考慮に入れている。

2019年シーズンに向け、トムリンHCとチーム内部はプレーヤーに関する判断も下す必要がありそうだ。スティーラーズは今、バド・デュプリーとの契約交渉からドラフト1巡目に指名したアーティ・バーンズの将来、リビオン・ベルにトランジション指定を行う可能性やアントニオ・ブラウンとの今後などと、さまざまな問題を抱えている。

トムリンHCは「あぁ、変革は前に進むために必要となるものだ。われわれは自分たちの道筋を描いている。変化や責務、あるいは、何かが起きた時に責任を持つことに抵抗はない。われわれは適切な時期にそれを行うつもりだ」とも語っていた。

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