ピッツバーグ・スティーラーズがアントニオ・ブラウン騒動に揺れる中、才能にあふれながらも不満を抱えるブラウンのトレードの可能性が勢いを増している。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは現地12日（土）、サラリーキャップの余裕に基づき、関心を示すであろうチームはインディアナポリス・コルツ、ニューヨーク・ジェッツ、サンフランシスコ・49ersが挙げられるものの、おそらく先行しているのはデンバー・ブロンコスだろうと伝えた。トレードの相手がどのチームになろうとも、今のスティーラーズはオファーに耳を傾けるだけでなく、ドラフト2巡目指名権以上の条件を求めてくると考えられている。

ラポポートは「デンバー・ブロンコスから目を離さぬように言われた。アントニオ・ブラウン獲得を計画している一角かもしれない」とコメント。

フィールド内、ロッカールーム、それ以外の場所でもスティーラーズにとって浮き沈みの激しいシーズンだったにもかかわらず、ブラウンはキャッチ104回で1,297ヤード、15回のタッチダウンを記録している。

しかしながら、シンシナティ・ベンガルズとのレギュラーシーズン最終戦を欠場したブラウンのピッツバーグでの時間がこれ以上続くことはないかもしれない。スティーラーズがプレーオフ進出の希望をつなぎとめるためにはベンガルズ戦の勝利が必須条件だった。以降、ブラウンはヘッドコーチ（HC）マイク・トムリンの電話に応じず、話もしていないと伝えられている。

【C】