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QBブレイディの契約延長に前向きなペイトリオッツオーナー

2019年01月31日(木) 15:06

ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Matt Rourke】

ニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーを務めるロバート・クラフトがそのままの姿勢を崩さなければ、クオーターバック(QB)トム・ブレイディは現行契約が切れる2019年以降もニューイングランドの地から離れることはなさそうだ。

現地30日(水)に行われたNFLコミッショナーのロジャー・グッデルによる記者会見の後、クラフトオーナーは「それについては考えている。過去3年間はそのクオーターバックでスーパーボウルに出場できている。彼がもうしばらくの間、わがチームのクオーターバックとして活躍しなければ驚きだろう」と『ESPN』に述べていた。

今年の8月3日に42歳の誕生日を迎えるブレイディは、2019年にベースサラリーとして1,400万ドル(約15億2,000万円)を受け取る予定だ。ブレイディの年齢が重なっていく一方で、そのスキルはまだNFLの中でもエリートクラスを維持している。ブレイディ自身による2018年6月の発言からすると、45歳の誕生日を迎えるまではプレーする意志を持っているようだ。

クラフトオーナーは2017年の年次リーグミーティングで「ブレイディはあと6年か7年はプレーしたいようだ」とも語っていた。

クラフトオーナーが45歳まではプレーするという個人的な目標を熱心に支援してくれていることに対し、ブレイディは感謝を示している。

ブレイディは30日、「信じてくれる人はいたと思うが、この歳になるまで自分がこのようにプレーできていると思っていた人は現実としてそう多くはないと思う。RKK(クラフトオーナーのこと)はいつも自分の信念や考えをサポートしてくれたし、だからこそこのようなすばらしい関係が築けている」と述べていた。

その一方で、40代に入ってもエリート級の活躍を継続するブレイディに頭を悩ませるのはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区だけでなく、もはやNFL全体のはずだ。

現在、パスヤード数通算70,514ヤードでNFL史上4位にランクインしているブレイディは、フランチャイズQB以上の存在だ。言わば、一王朝のQBと考えるべきかもしれない。

ブレイディがフルタイムでプレーしたシーズンをベースにすると、ペイトリオッツはAFC東地区のチャンピオンに10年連続で輝き、17シーズン中16シーズンはプレーオフに進出している(プレーオフを逃したのは2002年のみ)。ペイトリオッツがポストシーズン進出を果たせなかった2009年に関しては、ブレイディがシーズン第1週に膝を故障してそのままシーズン絶望となり、マット・キャセルがブレイディの代役を務めていた。

ブレイディはまた、ペイトリオッツを5回スーパーボウル制覇へと導いている。今週末の第53回スーパーボウルでペイトリオッツがロサンゼルス・ラムズを倒せば、ブレイディはその伝説的なキャリアにまた新たな光り輝く1ページを追加することになる。

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