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「OLがペイトリオッツ攻撃陣のハート&ソウル」とQBブレイディ

2019年02月01日(金) 13:35


ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Matt Rourke】

ニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)トム・ブレイディが2018年のレギュラーシーズン中に受けたサック数はわずか21回であり、ポケットの中で悠々としたプレーが可能だった。

プレーオフでの2ゲームでもその流れは継続され、ブレイディが受けたサックはなしで、QBヒットも3回のみだった。

ブレイディの数々の成功はボールをすばやく放つ能力にあるとされることが多く、第53回スーパーボウルでロサンゼルス・ラムズのパスラッシュ陣を相手にした際にはこの強みが有利に働くかもしれない。

それでも、ブレイディはいの一番に自分を守るフロント5全員に、このような賛辞を送っている。

「今シーズンに彼らがやってくれたこと、トレードでサンフランシスコから来たトレント(ブラウン)、プロ3年目で3年連続のスーパーボウル出場となるジョー・サニー、ジョージア大学のブルドックスからやってきたもう1人であるデービッド・アンドリュース。・・・そして親友の1人でもあり、現在僕たちが練習で使用しているジョージア工科大学出身のシャック・メイソン、以前のポジションに加えてライトタックル(RT)もこなしているマーカス(キャノン)、それに、プレー機会はそう多くないが、すばらしい人物で最高のチームメイトであるテッド・カラス。このグループは最高だ。本当にいい仕事をしてくれる。彼らには史上最高のOLコーチ(ダンテ・スカーネキア)もいて、あんなにも高いスタンダードを維持するよう毎日鍛えられている。彼らがうちのオフェンスのハート&ソウルだ」

自軍のQBを綺麗なまま保とうと最高のパフォーマンスを披露してきたオフェンシブライン(OL)の存在があり、今シーズンのブレイディはドロップバックのわずか17.9%でしかプレッシャーを受けていなかった。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、これはリーグ全体で最も低い数値だという。

ブレイディが受けた21回のサック(ポストシーズン含み)はインディアナポリス・コルツのアンドリュー・ラックやニューオーリンズ・セインツのドリュー・ブリーズと並んで最も少ない数でもある。

OLのメンバーたちにとって、最少の被サック数はグループ内での円滑なコミュニケーションと高いレベルでの技術が備わっていることを意味している。これに加え、彼らはNFLの中でも超エリートの司令塔を相手ディフェンダーたちから守ることに関してのプライドを感じているのだ。

サニーは31日、『NFL.com』に対して「いつだって自軍のクオーターバックはきれいなままであってほしいと思うはずさ。トムがヒットされたりするのは見たくないからね。各プレーでできる限りの全力を出して終えることや、ベストパフォーマンスを実行することを心掛けている」と語っていた。

サニーに同意した先発RTキャノンもまた、「それが俺たちの仕事だ。自分たちの仕事ができるということを楽しんでいるのさ」とコメントしている。

とは言え、ペイトリオッツのOLはディフェンシブエンド(DE)アーロン・ドナルドやノーズタックル(NT)エンダマカン・スーといった強者揃いのラムズ守備陣を相手にかなりの仕事量を求められるだろう。

しかし、自軍のOLがレギュラーシーズンを通じてバラエティーに富んだパスラッシュ陣を相手に成功を収めてきたこともあり、ブレイディは自身の前に立つ5人の選手に絶大なる信頼を持ったまま最終決戦に臨むようだ。

最後にブレイディは「本当に必要な時に頼りになる男たちだ。それでも、フットボール界最高峰のDラインに挑むことは当然、厳しいチャレンジになるよ。そういうところがまた、このゲームの醍醐味だね」と述べていた。

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