レイブンズの1巡目指名はWRマーキス・ブラウン
2019年04月26日(金) 13:41先だって、ボルティモア・レイブンズの新ジェネラルマネジャー(GM)エリック・デコスタがチームはワイドレシーバー(WR)のポジションにもっと焦点を当てる必要があると述べていた通り、ドラフト1巡目にトレードダウンしたレイブンズは宣言通りの行動に出た。
レイブンズが全体25位の指名権を利用して指名したのはWRマーキス・ブラウン。現地25日(木)に幕を開けた2019年NFLドラフトにおいて、WRでは初めて指名を受けた。
レイブンズは全体22位指名権をフィラデルフィア・イーグルスに譲り、全体25位と4巡目、6巡目の指名権を獲得している。
プレーメーカーを切望していたレイブンズのレシーバー陣に抜群のスピードと器用さを兼もたらすブラウンがウイリー・スニード、クリス・ムーア、ジョーダン・ラスリー、ジャリール・スコット、セス・ロバーツが登録されたデプスチャートに加わることになる。
『NFL Network(NFLネットワーク)』でドラフトアナリストを務めるダニエル・ジェレマイアはブラウンをデショーン・ジャクソンのクローンであるかのようなスピードの持ち主だと表現し、また、ブラウンにはアフターキャッチの優れた洞察力もあると評していた。さらにジェレマイアは、ブラウンはひょっとするとフィジカル的にジャクソンを上回るかもしれないとも述べていた。
身長約175cmのブラウンはアウトサイドかスロットでのプレーが可能だ。そのサイズにかかわらず、ブラウンはプレスカバレージをスピードで骨抜きにし、素早いカットやディープルートでの巧みな動きによって相手を圧倒する。
ブラウンは今年1月に足の甲の手術を受けていたものの、この故障が彼と1巡目指名を切り離すことはなかったようだ。
オクラホマ大学からの洗練されたWRはすぐさまクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンが期待するダウンフィールドでの武器となるだろう。
ブラウンのいとこはあのスターWRのアントニオ・ブラウンである。彼もまた、マーキスの1巡目指名を喜んだ1人だった。
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