スティーブ・マクネアとエディー・ジョージがタイタンズの永久欠番に
2019年06月13日(木) 13:53テネシー・タイタンズが2人のレジェンドのナンバーを永久欠番にする。
現地9月15日(日)にインディアナポリス・コルツを迎えて実施されるホームでの初戦でセレモニーを行い、スティーブ・マクネアの9番とエディー・ジョージの27番を永久欠番にするとチームが12日(水)に発表した。
「スティーブとエディは1990年代後半から2000年代序盤におけるチームの2つの原動力として永遠に結びつけられます」とタイタンズのオーナーであるエイミー・アダムス・ストランクが述べている。
「彼らはチームの心、魂であり、それぞれが互いをより良い選手とし、チームを成功へと大きく近づけました。彼らの残した成績はわたしたちのレコードブックに残り続けるでしょうが、ファンの心にいつまでの残るのは彼らのプレーと犠牲です。そのことと、彼らがわたしたちのチームのために成し遂げたことをもって、ナンバー9とナンバー27はチーム史に刻まれる偉人たちとともに永久欠番となります」
2人のナンバーが同時に永久欠番となったのもうなずけることだ。2人がともにプレーした1996年から2003年は、1997年にヒューストンからテネシーに移って以降のタイタンズの最初の絶頂期にあたる。マクネアとジョージは共にタイタンズが4度のプレーオフ進出(1999年、2000年、2002年、2003年)、2度のディビジョンタイトル(2000年、2002年)、2度のAFCチャンピオンシップ戦参戦(1999年、2002年)を果たすのに尽力し、第34回スーパーボウルにチームを導いている。
1996年のドラフト1巡目選手であるジョージはタイタンズとその前身であるヒューストン・オイラーズのキャリアラッシングヤード記録(8シーズンで1万0,009ヤード)を保持し、スクリメージヤード(1万2,153ヤード)のトップでもある。チームによれば、8シーズン連続でキャリー300回以上を記録したランニングバック(RB)はNFL史上ジョージだけだという。
1995年に全体3位でヒューストンから指名を受けたクオーターバック(QB)マクネアは見事なプレーと最高の決勝ドライブで9番を親しみあるナンバーとした。タイタンズのメンバーとしてマクネアはレギュラーシーズンとポストシーズンで20回の決勝ドライブを記録しており、チーム史においてこの数字を上回っているのは23回をマークしたウォーレン・ムーンのみだ。マクネアのキャリア合計3万1,304パッシングヤードという数字の2万7,141ヤードまでが、ヒューストンとテネシーで過ごした11シーズンに記録された。
マクネアは2009年7月4日にナッシュビルで殺害されている。
これまでタイタンズ/オイラーズで欠番となっている選手にはジム・ノートン(43)、エルウィン・ベゼア(65)、アール・キャンベル(34)、マイク・マンチャック(63)、ブルース・マシューズ(74)、ウォーレン・ムーン(1)らがいる。キャリアの大部分をテネシーで過ごした選手としては、マクネアとジョージが初の永久欠番入りとなった。
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