オフシーズンにNFL選手が減量するというストーリーは手垢のついた話題だ。多くは体重の増えすぎたラインマンがコーチの命令で行うか、ランニングバックが減退しつつあるキャリアをサルベージしようと取り組むといったところだろうか。

ライフルのような腕としっかり仕上がった体を持つ24歳のMVP選手であるクオーターバック（QB）が減量に励む例は、通常なら聞くことはない。

だが、パトリック・マホームズは普通のMVPではない。カンザスシティ・チーフスのQBであるマホームズは『Yahoo Sports（ヤフー・スポーツ）』に、このオフシーズンに体を絞っていると明かしている。

「筋肉を増やしてベビーファットを減らした、って言えばいいかな。僕にとっては一番大事なことだ。シーズンを通して戦えるようにできるだけ最高の形で自分の体を整え、最後になっても最初と同じくらいフレッシュな感覚を持っていることがね」

マホームズはこの夏のワークアウトを調整して脂肪を減らし、筋肉をつけてきた。

「自分にとって、オフシーズンのトレーニングについて言えば、とにかく（自分の体を）しっかりつくろうと努めることに尽きる。栄養的にも身体的にも精神的にも、可能な限りベストな形であることさ。だから、僕にとってこのオフシーズンに大きかったのは、筋肉をつけたいけれど、同時に体重も落としたいってこと。それが入り混じっている感じだ」

マホームズの目標は現地26日（金）にトレーニングキャンプが始まるまでに体脂肪率を3％から5％落とすことだ。

「去年、一番低かったときでトレーニングキャンプ後に12％だった。あれはかなり良かった。でも、今の目標は一ケタ台。だから、フルシーズンを戦うために、健康と体の状態を保ちつつ、可能な限り下げようとしている」

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