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引退を急ぐ気はないとジャイアンツQBマニング

2019年07月05日(金) 11:58

ニューヨーク・ジャイアンツのイーライ・マニング【AP Photo/Ben Margot】

ルーキーたちは動き続け、ワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムはトレードで去り、WRゴールデン・テイトらフリーエージェントが加わった。ニューヨーク・ジャイアンツのオフェンシブラインはシャッフルされ、改善が期待されている。

ジャイアンツの日々が飛ぶように過ぎていく中、38歳のクオーターバック(QB)イーライ・マニングはいつもと変わらないようだ。

『nola.com』のロッド・ウオーカーに対し、マニングは「1年ごとに考えることさ。ありがたいことに16年目に入る。それ自体が恵まれたことだ。自分のやっていることが気に入っている。そこに向かうための仕事が好きなんだ。これがラストイヤーになるかとか、いつ終わるのかとかは決して分からない。だから、ここにいる年月を生かそうと努力し、全ての瞬間を楽しむだけだ」と語っている。

NFLで過ごした15シーズンの中でプロボウル選出が4回、スーパーボウル出場が2回のマニングのことを、将来的には殿堂入りすると考える者がいれば、歓迎せざるほど長居していると考える者もいる。マニングはプレーに関してはまだ自分は若いと感じており、急いで引退する気はないと説明した。

ジャイアンツは2019年のドラフトでデューク大学のQBダニエル・ジョーンズを選択。マニングとの類似点が多いジョーンズはマニングの後継者的な立場にあり、そう遠くないうちにその時は来るだろう。しかし、ジョーンズと2019年のルーキーたちこそ、これまでの新人たちと同じように、マニングがセンターでいつまでも若々しくあるよう刺激する存在であり、練習や試合が終わったあとに自らの年齢を思い出させる要素でもある。

「ロッカールームでは彼らの年齢のような感じなんだ。夜の8時になると、彼らの年齢には感じられない。僕はもう寝るだけだが、彼らはまさにこれから一騒ぎさ。彼らと一緒になって、フィールドを離れたところで彼らにできる全てをやることはできない。でも、フィールド上ではまだ彼らと走れるし、彼らが僕を若くしてくれる感じだよ」

元選手がしばしば語ってきたように、マニングが恋しく思うだろうと自分で分かっているのは友情だ。それはマニングの兄であり、最も偉大な選手の一人である元QBペイトンに授けられた知恵だという。それもまた、マニングが引退を急がない理由の一つのようだ。

「引退を急ぐ気はない。ペイトンも急ぐように言っていないしね。今も皆やチームメイトと一緒にいることが好きなんだ。彼らに付き合える限り、プレーするつもりだ」

熱狂的なジャイアンツファンたちの関心はチームを前進させて勝利街道へ戻すことのみにある。それはマニングのプライオリティでもあり、何よりもマニングを駆り立てる要素だ。

「勝ったときのロッカールームは最高さ。皆にそれを経験してほしい。チャンピオンシップで勝ったことのないメンバーにも、その感じを味わってほしいんだ。それは家族にとっても、フットボールキャリアにかかわってきた全ての人、ハイスクールや大学のコーチたちにとっても大きな意味を持つ。自分がチャンピオンシップで勝利したとき、皆が勝っているんだ」

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