グリーンベイ・パッカーズがトレーニングキャンプを前に驚きのカットに踏み切った。

現地24日（水）、『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロが情報筋の話を元に、パッカーズがディフェンシブライン（DL）のマイク・ダニエルズをリリースすると最初に報じた。後にチームがこれを公式に認めている。

ジェネラルマネジャー（GM）のブライアン・ギュートカンストは声明にて「われわれはフィールドやロッカールーム、コミュニティーにおいて過去7シーズンにわたって多大なる貢献をしてくれたマイクに感謝したい。彼の信じがたいほどの職業倫理が、グリーンベイにいた時代を通じて彼を傑出した選手にしていた。われわれはマイクと彼の妻であるヘブン、そして一家のみなさんの今後の多幸なることを祈っている」と述べた。

チームは2017年のプロボウラーであるダニエルズをトレードに出そうとしたものの、相手が見つからなかったとガラフォロはつけ加えた。

ダニエルズは2019年にベースサラリーとロースターボーナスで810万ドル（約8億8,000万円）を受け取ることになっていた。『Over The Cap（オーバー・ザ・キャップ）』によれば、今回の動きによってパッカーズは今季のキャップスペース上で830万ドル（約9億円）をセーブできる。

30歳のダニエルズは2012年ドラフトの4巡目で選ばれて以来、7年のキャリアすべてをパッカーズで送ってきた。身体に問題がないときにはパッカーズディフェンス陣における一つの脅威であり、トータルでサック29回を積み上げている。

パッカーズのヘッドコーチ（HC）であるマット・ラフルアーは水曜日、記者らに対して「彼の前途を祈っているが、われわれは自分たちのグループに本当に良い感触を得ている。ケニー・クラーク、（タイラー）ランカスター、（ディーン）ラウリー、モントレーヴィアス・アダムズ、（キングスリー）ケケがいる。われわれには仕事を成し遂げることのできる人々がいると感じている」とコメントし、次のように続けている。

「常に良い選手をキープしておきたいものだが、残念ながらそれもこの仕事の一部であり、下さなければならない厳しい決断というものがある」

守備コーディネーター（DC）マイク・ペティン指揮下に入った昨シーズンは、ダニエルズのプレーはスナップの40％にとどまり、ラスト6試合は足の負傷で欠場している。

ダニエルズをカットする前日、パッカーズはディフェンシブエンド（DE）ラウリーと3年2,032万5,000ドル（約22億円）で契約を延長した。

ポケットプッシャーとしてのダニエルズの能力を考えると、新天地を見つけるのに苦労はないだろう。ガラフォロはリリース前にダニエルズのトレードに乗り出していたチームとして、パッカーズとフロントオフィスにつながりがあり、ジェラルド・マッコイ獲得に動いていたクリーブランド・ブラウンズや、ニューイングランド・ペイトリオッツ、カンザスシティ・チーフスの名を挙げている。

Thank you, Mike. pic.twitter.com/8nOQ0xNFnR

— Green Bay Packers (@packers) July 24, 2019

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