21年のキャリアを終える元ブラウンズKドーソン
2019年08月02日(金) 13:52長年活躍したキッカー(K)フィル・ドーソンが引退を決意した。
21年というNFLのキャリアの大部分をクリーブランド・ブラウンズで過ごしたドーソンが引退することを、現地1日(木)にチームが発表している。ドーソンはこの大事な瞬間のために、ブラウンズと契約を結ぶ予定だ。
声明の中でドーソンは「ホームに戻ってこのオーガニゼーションと愛する街で引退する機会を得ることは、私にとって計り知れない意味を持つ。私にとってよきファンと街、私の家族と共にこの機会を持つことがふさわしいと思える」と述べた。
44歳のドーソンは1999年にブラウンズと契約し、トレーニングキャンプでプレースキックの仕事を得た。そこから14年にわたってそのポストを維持してきたドーソンは、サンフランシスコ・49ersにも4年在籍し、過去2年はアリゾナ・カーディナルスで過ごした。しかし、ドーソンが最も活躍したのがクリーブランド時代で、オールプロのセカンドチームに2度選ばれたほか、プロボウルにも出場している。
ドーソンが残したチーム記録には、キャリアフィールドゴール数、フィールドゴール成功率、シーズンあたりのフィールドゴール数、試合あたりのフィールドゴール数、最多連続フィールドゴール、フィールドゴールを行った最多連続試合数などがある。
「フィル・ドーソンが戻ってきてクリーブランド・ブラウンとして引退することに、われわれの胸は躍っている」とブラウンズのオーナーであるディー・ハスラムとジミー・ハスラムは語った。
「彼はわれわれが選手に求める性質をよく体現していた。ハードワーク、プロフェッショナル、安定性。そして、彼はコミュニティの柱だった。彼は現在の、そして未来のブラウンズにとって素晴らしい手本だ」
ドーソンはNFL史上、レギュラーシーズン試合数で7位(305試合)、フィールドゴール(441回)で8位、得点(1,847ポイント)で11位、フィールドゴール成功率(83.8%)で16位に入っている。
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