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いさかいがあっても手が出なければOKとタイタンズHC

2019年08月16日(金) 10:04


テネシー・タイタンズのマイク・ブラベルとニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Mark Humphrey】

夏も佳境に入ると、NFLのプラクティスが過熱することがある。

それが現地15日(木)に行われたニューイングランド・ペイトリオッツとテネシー・タイタンズの合同練習において、ペイトリオッツのコーナーバック(CB)スティーブン・ギルモアとタイタンズのワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンの間に起こったことだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ジアルディが“けんか騒ぎ”と表現したこの一件では、ギルモアとブラウンがもめたところに、ペイトリオッツのセーフティ(S)デビン・マコーティーとコーナーバック(CB)ジョナサン・ジョーンズ、タイタンズのWRコーリー・デイビスが加わった。

「あれがけんかだと言うなら、これまでにけんかをしたことがないんだろう。パンチが出てこなければそれでいい」とタイタンズのヘッドコーチ(HC)であるマイク・ブラベルは語っている。

パンチが繰り出されることはなかった。したがって、ブラベルの願いはかなっている。この衝突は小競り合いの範囲を超えなかった。

「(合同練習は)情報や練習をわれわれと同じ方法でシェアしていないが、われわれが信頼している人たちとやることを確実としたいし、ハードに競い、パンチを繰り出すことなく終わらせると信じている人たちとやりたい」とブラベルは言う。

「これは競争だと理解している。彼らはプロのフットボール選手だ。われわれは彼らに、真にコンペティティブであることを望んでいる」

「小突いたり押したりといったことがあるか? ああ、そうだろうね。だが、彼らは試合中のようにそれを終わらせて戻れるだけの十分な落ち着きをもってプレーできる。どの試合にだって小突いたり押したりといったことはある。パンチしたりしなければ、ハドルに戻してもらえるさ」

練習開始前にもこんな一幕があった。ペイトリオッツのクオーターバック(QB)トム・ブレイディが元チームメイトであるブラベルHCに、昨年タイタンズがペイトリオッツに34対10で勝利したことを記念するトロフィーを渡したのだ。

スーパーボウルを制して最後に笑ったのはブレイディとペイトリオッツであり、ブラベルHCはこのジョークがそれほどお気に召さなかったようだ。

練習後にこのトロフィーについて尋ねられたブラベルHCは「今どこにあるかさえ知らない」と答えていた。

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