ペイトリオッツTEケンドリックスに1試合の出場停止処分
2019年08月25日(日) 06:58タイトエンドをめぐるニューイングランド・ペイトリオッツの逆境はまだ終わりが見えない。
現地24日(土)、NFLはペイトリオッツのタイトエンド(TE)ランス・ケンドリックスがNFLの定める薬物規定に違反したとして2019年シーズン開幕戦の出場停止処分を科すと発表。
ケンドリックスは今年7月、マリフアナ使用に関して執行猶予を受けており、この件に関してケンドリックスは異議を申し立てていなかった。
引退したロブ・グロンコウスキーの穴を埋めるべく、タイトエンド枠に31歳のケンドリックスを加えたペイトリオッツだが、停止処分では後退を強いられる上、ロースターの枠に意味をなさなくなる。
ベンジャミン・ワトソンはシーズン前半4分の1の試合に出場できない。ペイトリオッツが狙ったマイケル・ロバーツのトレードは無効になった。オフシーズンにはオースティン・セフェリアン・ジェンキンスと契約するもフィールド外の問題に対処するため、すでにカットしている。ジェイコブ・ホリスターをトレードで出し、エリック・ソーバートをトレードで手に入れた。
ケンドリックス不在の今、シーズン初戦となるピッツバーグ・スティーラーズ戦でペイトリオッツがタイトエンドのポジションとして起用可能なのはソーバート、マット・ラコシー、スティーブン・アンダーソン、アンドリュー・ベック、ライアン・イゾーだ。グロンコウスキー時代と比べれば相当見劣りする。
ケンドリックスがアクティブロースターに復帰できるのはシーズン初戦を終えた後の9月9日。それも、ロースターに入っていればの話だ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイケル・ジラルディによれば、ケンドリックスはカット候補だという。
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