優秀なディフェンス陣活用のために戦術を変更するジャガーズ
2019年08月30日(金) 09:52NFLの歴史上、優秀なパスラッシャーを多く抱えすぎていることに不満を述べたコーチなどいない。このポジションに才能が多く集まったとき、問題は彼ら全員をフィールドでまとめる最良の道をいかに見つけるかだ。
2019年にジャクソンビル・ジャガーズで起こっているのがそんな状況だ。ルーキーのジョシュ・アレンがいきなり神童がかった活躍を見せる中、守備コーディネーター(DC)トッド・ウォッシュは羨望を受ける立場にある。ウォッシュDCの元にはいずれも相手クオーターバック(QB)に大打撃を与えることのできるディフェンシブエンド(DE)ヤニック・ガーコウ、カライス・キャンベル、そしてアレンがそろっているのだ。
ウォッシュDCはガーコウとアレンが同時にフィールドにいるようにするためには、自分のスキームを変えることにまったく問題はないと語っている。
「われわれの最も優秀な選手たちをフィールド上に出さなければならないのは明らかだ。そして、われわれにはジョシュとヤニックという2人の非常に優れたDEがいる。彼ら2人が同時に芝の上にいるような道を見いださなければならない」
ウォッシュDCはそのプランを先週に行われたマイアミ・ドルフィンズ戦で試している。いつもの4-3のフォーメーションから、3-4のフォーメーションを中心とするよう移行したのだ。それはルーキーのアレンが限られた時間でタックルフォーロス2回、QBヒット2回を記録する形で実を結んだ。
「われわれのシステムを少し調整しなければならないが、それが彼らを成功に導くためのわれわれコーチの仕事であり、そうできればと願っている」とウォッシュDCは語っている。
ジャガーズディフェンス陣は守りを固めてディビジョンタイトルを獲得した2年前と似た形になるかもしれない。インディアナポリス・コルツのQBアンドリュー・ラックの引退がAFC南地区全体に影響する中、QBニック・フォールズの成長と共に、ジャガーズに再びディビジョンタイトルの可能性が見えてくる可能性がある。
まずはウォッシュDCが優秀なディフェンス選手たちをできるかぎり一緒にフィールド上に登場させるようにすることが肝要だ。