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OCモンケンに一部のプレーコールを委ねるブラウンズHCキッチンズ

2019年08月30日(金) 08:36

クリーブランド・ブラウンズのフレディー・キッチンズ【Margaret Bowles via AP】

プレシーズン最終戦はロースターの末端にいる選手たちが2019年の仕事を手に入れるための機会というだけではない。コーチングスタッフにとっても、自分の構想を試してみるチャンスだ。

プレーコールを行っているヘッドコーチ(HC)の数名が、アシスタントにチャンスを与えている。若手にとって、ライブアクションでプレーコールを行うことは、キャリアの可能性を開く良い機会となる。

その一例がクリーブランド・ブラウンズHCのフレディー・キッチンズだ。元ブラウンズHCのヒュー・ジャクソンが当時ランニングバック(RB)コーチだったキッチンズに、昨シーズンのプレシーズン最終戦でプレーコールを任せたのだ。その経験が、ジェネラルマネジャーのジョン・ドーシーに、キッチンズをオフェンシブコーディネーター(OC)に昇格させる自信を与え、最終的にキッチンズは2019年にHCとなった。

それと同様に、キッチンズは現地29日(木)の夜に行われるデトロイト・ライオンズとのプレシーズンゲームでOCトッド・モンケンに一部の仕事を委ねる。

実際、キッチンズはプレシーズン中に既に、モンケンにプレーコールを許可していたという。

「完全に決めていたわけではないが、トッドが一部でプレーコールをするのは承知している」とキッチンズは『Cleveland Plain Dealer(クリーブランド・プレーン・ディーラー)』に語っている。

「一部はクオーターバックの状況がどうなっているかに第一に左右されるが、彼は確実に機会を得るだろう。彼は他の試合でコールしたことがあるが、われわれがそれを公表しなかっただけだ。そうする必要を感じなかった。うまくいかなかった場合に、その影響を彼に受けてほしくなかった。しかし、われわれは何らかのことをするつもりだ。私はこのシステムの中で人を育成し続けたい。より大事なのが、万が一に備えてだ。何が起こるかは決して分からないのだから」

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