WRヒルがチーフスと3年約57億円の契約延長
2019年09月07日(土) 01:20カンザスシティ・チーフスとワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルが3年5,400万ドル(約57億6,000万円)の契約延長に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。
チーフスのジェネラルマネジャーであるブレット・ヴィーチは声明の中で「タイリークがしばらくの間チーフスのユニフォームを着続ける合意を結ぶことができ、われわれは喜ばしく思っている」と述べた。
「彼はわれわれがこのチームとコミュニティのメンバーとして彼にかける期待を理解している。この契約延長は7月にチームに戻る上で彼が支持すると合意した条件に付随するものだ。タイリークはこのリーグにおけるエリートプレーヤーであり、われわれのチームの成功において大きな役割を果たしてきた。彼がわれわれのためにインパクトを与え続けることに、われわれは喜んでいる」
2016年のドラフト5巡目選手であるヒルは、ルーキー契約の最終年に196万5,000ドル(約2億1,000万円)のベースサラリーでプレーすることになっていた。そんなヒルは今、大きな契約を手に2022年までチーフスにとどまることになっている。
今回の契約を受け、ヒルは声明で「ここカンザスシティで自分のキャリアを続けられる機会をありがたく思っている。カンザスシティは自分のホームであり、クラーク・ハント(オーナー)やリードコーチ、ブレット・ヴィーチや他のコーチたちとチームメイトの愛とサポートに感謝している」と語った。
年平均1,800万ドル(約19億2,000万円)を数える新契約で、ヒルはクリーブランド・ブラウンズのオデル・ベッカムと並び、NFLで2番目に高額を支払われるWRとなった。唯一、2人の前にいるのがニューオーリンズ・セインツのマイケル・トーマス(1,925万ドル/約20億5,000万円)だ。
チーフスは今オフシーズンの早い段階からヒルとの契約延長に動いていたが、その後、ヒルは3歳の息子に対する虐待の容疑で犯罪捜査の対象となった。
チームはリーグによる調査が行われている間、ヒルにオフシーズンのワークアウト参加を禁じ、契約交渉を中断。調査の結果、NFLは7月中旬にヒルがリーグの個人行動規範に違反していないこと、並びに出場停止処分を科されないことを発表した。
リーグの発表を受けて交渉は再開され、ヒルはトレーニングキャンプでチームメイトに合流している。現地6日(金)に契約は完了した。
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