カウボーイズのジョーンズオーナーが2026年フリーエージェント市場への“投資”に意欲
2026年03月01日(日) 17:18
過去2年にわたり、ダラス・カウボーイズのオフシーズンのアプローチは、フリーエージェンシーに大金を使うことよりも、選手との再契約や、コストパフォーマンスに優れたベテランの起用によって必要なニーズを埋めることに重点を置いてきた。
しかし、2年連続でプレーオフ進出を逃したことを受け、オーナーのジェリー・ジョーンズはこの戦略を転換し、市場で積極的に動く意向を示している。
「これまでよりもフリーエージェンシーに多くの資金を投入することになるだろう」とジョーンズオーナーは現地27日(金)の夜、NFLスカウティングコンバインの会場で『ESPN』のトッド・アーチャーに語った。「われわれが前進するための唯一の方法は、自分たち未来をいくらか前借りすることだということを分かってほしい。未来の前借りだ、いいね?」
今後数週間で大金を投じようとするなら、カウボーイズはまずサラリーキャップに余裕を作る必要がある。2026年シーズンに新たに設定されたサラリーキャップは3億0,120万ドル(約467億0,859万円)だが、ダラスはそれを5,600万ドル(約86億8,420万円)ほど超過している。これについてジョーンズは、ダック・プレスコット、シーディー・ラム、タイラー・スミス、ケニー・クラーク、クイネン・ウィリアムス、オーサ・オデギズーワらの契約を再編するつもりだと明かした。
これらの契約を見直すことで1億2,000万ドル(約186億0,900万円)以上のキャップスペースが生まれるが、同時にジョーンズが示唆したように、これはカウボーイズの長期的な展望を引き替えにするということでもある。
「ダックとの状況や、彼のキャリアの段階を見ている」とジョーンズオーナーは述べた。「そして、フロントの強みや、そこでできることを考えている。(ジョージ)ピケンズやラム、先日契約したばかりのランニングバック(ジャボンテ・ウィリアムズ)をどう使うかも同様だ。さらに、相手を食い止め、昨年よりもサードダウンを制するために、できる限りのことをやり尽くしたい。そのエリアに予算を投じることになる。守備を強化することが狙いだ」
「カウボーイズのファンや批評家なら誰でも、“そんなの、ジェリーがいかにもやりそうなことじゃないか”と言うだろう。だが私が言っているのは、チャンスがあればそれを実行するつもりだ、ということだ」
チームはすでに動き出しており、まずはランニングバック(RB)ジャボンテ・ウィリアムズと3年2,400万ドル(約37億4,508万円)の延長契約に合意した。また金曜日には、ワイドレシーバー(WR)ジョージ・ピケンズにフランチャイズタグを付け、チーム随一のプレーメーカーが市場に流出するのを阻止している。
フリーエージェンシーに加え、4月の2026年NFLドラフトでカウボーイズは2つの1巡目指名権を持っており、才能を補強することができる。ジョーンズはさらに、トレードの可能性も除外しないと付け加えた。最近のカウボーイズは、マイカ・パーソンズの大型トレードをきっかけに、クラークやクイネン・ウィリアムスを獲得しており、トレードに対しても消極的ではない。
「決まったことは何もないが、われわれにはそれをするだけの弾がある」とジョーンズは述べた。「チームのためになり、われわれの言うタイムラインを助けるものであれば、ためらわずそうするつもりだ」
2025年のカウボーイズはリーグ屈指のオフェンスを誇りながらも、再びポストシーズン進出を逃した。彼らのディフェンスは、被ヤードで30位(1試合平均377.0ヤード)、1試合平均の失点で最下位(30.1点)に終わった。
ディフェンスの改善は、新守備コーディネーター(DC)に決まったクリスチャン・パーカーの下、新体制で始まる。パーカーは、強化されたディフェンシブフロントと、2026年にケガからの復帰が期待されるラインバッカー(LB)デマーヴィオン・オーバーショウンやコーナーバック(CB)ダロン・ブランドといった主力選手のユニットに、新たな3-4スキームを持ち込むだろう。
オフェンスがすでに戦闘力を備えていることを考えると、チームがフリーエージェントに投資する可能性があるのはディフェンス選手が中心と予想される。グレッグ・ローゼンタールによるフリーエージェントトップ101リストで上位20人に入っているディフェンダーには、トレイ・ヘンドリックソン、デビン・ロイド、オダフェ・オウェ、ボイエ・マフェ、ジャメル・ディーンなどの名前がある。
この春、カウボーイズがフリーエージェンシーにどこまで投資するつもりなのかは未知数だが、ジョーンズは1995年以来NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームまでたどり着けずにいるフランチャイズの根本的な不満を鎮めるためのアプローチ変更を約束している。
「スーパーボウルに1回勝てば、それでいいという考えは受け入れられない」とジョーンズ。「私の頭の中では、それよりも長い時間を見越している。だからそのようには考えない。これからチームをまとめ上げることは可能だし、限界に挑み、もう一度成功をつかむか、新たに挑む権利を得たい」
「それが私の見方だ。これは勘違いしないでほしいんだが、それが許される立場であれば、私は今まで何度もヒッチハイクをしてきた。スーパーボウルで勝つためならば、今ここからヒッチハイクでダラスまで帰ってもいい」
【M】



































