ドルフィンズがQBローゼンを先発に、DEチャールトンを獲得
2019年09月20日(金) 09:32ジョシュ・ローゼンがついに2度目のチャンスをつかんだ。
マイアミ・ドルフィンズは現地22日(日)にダラス・カウボーイズと対戦する際、クオーターバック(QB)ライアン・フィッツパトリックに代わってローゼンを起用する計画だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えている。ヘッドコーチ(HC)のブライアン・フローレスが木曜日の午後に決断を下したとラポポートはつけ加えた。
ローゼンはドルフィンズが大敗を喫した開幕から2戦で後始末的な役割しか任されていなかった。ここ2戦でパス成功率50%、タッチダウン1回、インターセプト4回に終わっている36歳のフィッツパトリックに代わって、ローゼンが先発を務めることになる。
今回の動きによって、ドルフィンズは2020年のドラフトを前にローゼンが将来のフランチャイズQBとなり得るかを判断することができる。
もちろん、昨年のドラフト全体10位でアリゾナ・カーディナルスの指名を受けた22歳のローゼンは、ドルフィンズの長期的なプランで自らの役割を果たすことが可能だ。
ローゼンは今のドルフィンズと同じような環境の中で、カーディナルスで13試合に先発した。しかし、穴が多いオフェンシブラインの後ろで苦戦し、パス成功率55.2%、2,278ヤード、タッチダウン11回、インターセプト14回、チームを勝利に導くこと3回にとどまっている。さらに、カーディナルスが1年目HCのスティーブ・ウィルクスをクリフ・キングスベリーと交代させたのを受け、ローゼンはチームにとって失っても構わない存在となった。
この春、カイラー・マレーに熱い視線を送ってきたカーディナルスは、4月に2つのドラフトピックと引き換えでローゼンをマイアミに送り出している。ドルフィンズはすでにフィッツパトリックを獲得しており、そのフィッツパトリックを開幕の先発QBに選んだ。
それから2試合、ドルフィンズは方向を変えようとしている。ローゼンは今回も再建中のオフェンシブラインの後ろで司令塔となるため、その可動性が試されることになるだろう。先発出場したわけではないにもかかわらず、ローゼンはすでに4度サックされており、ルーキーイヤーには45回のサックを喫していた。今季これまでの成績はパス21回中8回成功、102ヤード、インターセプト2回となっている。
ドルフィンズで新たなチャンスを得ようとしている元1巡目指名選手はローゼンだけではない。今週にダラス・カウボーイズからリリースされたディフェンシブエンド(DE)タコ・チャールトンが、ドルフィンズによって木曜日に獲得された。ダラスで過ごした2シーズンで、2017年の全体28位指名を受けたチャールトンは27試合中7試合で先発し、サック4回、QBヒット11回、フォースドファンブル1回を記録した。
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