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アントニオ・ブラウン、「NFLではもうプレーしない」

2019年09月23日(月) 00:43


ニューイングランド・ペイトリオッツのアントニオ・ブラウン【AP Photo/Lynne Sladky, File】

ニューイングランド・ペイトリオッツを放出されてから2日後の現地22日(日)朝、アントニオ・ブラウンが「NFLではもうプレーしない」と明かした。

ブラウンは『Twitter(ツイッター)』の公式アカウントに「オーナーたちが望むことをやっても、いつでも契約をキャンセルできるNFLではもうプレーするつもりはない。NFLPA(NFL選手会)が彼らに責任があると見なすかどうかだな。いつでも保証を無効にできるなんて悲しいぜ。2カ月で4,000万。全額払ってくれないかな!」と投稿している。

このブラウンのツイートに記載された内容について『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは、ペイトリオッツが契約ボーナスのおよそ900万ドル(約9億6,700万円)もベースサラリーの約100万ドル(約1億0,700万円)も支払うつもりがないことを「暗に示している」と報道。さらに、ペリセロによればブラウンとレイダースの契約には補填が含まれているといい、ペイトリオッツの支払額が増えればレイダースの負担が減ることになるが、チームはそれをブラウンが無効にしたと述べている。

NFLネットワークのイアン・ラポポートはブラウンが2試合分の報酬を受け取ると伝えつつも、契約ボーナスの初回支払いとなる500万ドルは23日(月)に予定されていたとしている。つまり、すべての話を総合すると、チームは支払いを保留しており、ブラウンは保証されているとする金額を受け取りたければ苦情を申し立てる必要がありそうだ。

NFLはブラウンによって性的暴行を受けたと訴えた2人の女性と面談。

ブラウンの元トレーナーであるブリトニー・タイラーさんが起こした最初の告発では、ブラウンが彼女をレイプする前に2度にわたって暴行したとされている。

ラポポートによれば、ブラウンがペイトリオッツと合意した頃、タイラーさんとの和解交渉が進められており、そのことがプレーする能力を変えたと明かさなかったのはブラウンの過失だというのがチームの考えのようで、それが支払い保留の根拠だという。

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