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カーディナルスのオーナー、ビル・ビッドウェルが永眠

2019年10月03日(木) 05:16


アリゾナ・カーディナルスのオーナー、ビル・ビッドウェル【NFL】

10月2日(水)、アリゾナ・カーディナルスのオーナー、ビル・ビッドウェルが永眠した。88歳だった。

息子マイケル・ビッドウェル氏はカーディナルスを通じて次のように明かしている。

「本日、父はその生き様と同じように、穏やかで上品に、品位を誇り、家族や愛する人々に見守られながら息を引き取りました。今に限らず、父の晩年を通してわれわれ家族が受けた支援は本当に圧倒されるものがありました。絶えぬ親切さと思いやりを持って、ここ数年の父の生活や人生を意味深いものにしてくださった看護師の皆さま、医師の皆さま、介護に携わってくださった方々には特に御礼申し上げます。そして何よりも、計り知れない信念、家族への愛情、カーディナルスとフットボールというスポーツに捧げた情熱、この3本の柱を中心に人生を全うした一人の人間として、彼は私たちの心の中に生き続けます」

深い悲しみに包まれるNFL界からは多くの追悼メッセージが寄せられており、NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは声明を発表し、こう思いを語った。

「ボールボーイとして活動した頃からチームオーナーとして過ごした時間も含め、ビル・ビッドウェルはその生涯を通してNFLファミリーの一員でした。決して自らスポットライトを浴びようとしなかったものの、ビルはとてもユーモアにあふれ、NFLに素晴らしい貢献をもたらしてくれました。ビルの構想により、カーディナルスとNFL、さらに複数回のスーパーボウルがアリゾナへと導かれました。多様性を受け入れるリーダーであり、初めてアフリカ系アメリカ人女性を役員に起用したほか、アフリカ系アメリカ人のジェネラルマネジャーとヘッドコーチの連携を実現したのも彼が最初です。ビルが心から信頼し、こよなく愛したビルのご家族、カーディナルスの関係各位に謹んでお悔やみ申し上げます」

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