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パスゲームで4タッチダウンの躍進を遂げたコルツQBブリセット

2019年10月22日(火) 03:23


インディアナポリス・コルツのジャコビー・ブリセット【AP Photo/Doug McSchooler】

現地20日(日)に行われたヒューストン・テキサンズ戦で、インディアナポリス・コルツのクオーターバック(QB)ジャコビー・ブリセットがキャリア最高となる成績を残した。

パスヤード(326)、タッチダウンパス(4)、パサーレーティング(126.7)をマークしたブリセット率いるコルツは30対23でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区ライバルのテキサンズを下し、地区首位に躍り出ている。

ヘッドコーチ(HC)を務めるフランク・ライクはチームの公式サイトで「ジャコビーの大活躍だ。今回の試合に勝てば、パスゲームで躍進を遂げられると話していた。昨夜、この試合に勝つためにオフェンスとしてパスゲームを飛躍させなければならないと話し合い、それをやり遂げた。ジャコビー先導でね」と明かした。

ブリセットが出場した序盤5試合のコルツはランゲームに頼っていたが、テキサンズ戦ではランニングバック(RB)マーロン・マックが44ヤードで最多、合計してもランヤードは62しか獲得しておらず、ブリセットがその腕でゲームメイクできることを証明した。

とりわけテキサンズはレッドゾーンに進入してもフィールドゴールにとどまり続けた一方、ブリセットとコルツは試合を通して4タッチダウンを決めている。レッドゾーンのタッチダウンパスを13回マークするブリセットはNFLトップの成績だ。

ライクHCは「彼がホンモノであることを物語っている。彼こそ主役だ。われわれはそれを最初から信じていたし、これまでジャコビーに対する信頼がゆるいだことは一度もない。ただ、彼も含めて全員が、それを証明しなければならないことを分かっていた。試合に臨み、オフェンスを、文字通り率いて手腕をふるい、試合に勝つところを見せる必要があった。そして今日、彼はそれをやり遂げた。つまり、彼はその力を発揮して実現したということだ」とも語っている。

シーズン開幕を目前にしたアンドリュー・ラックの引退表明以降、ブリセットの台頭を待ち望んでいたコルツ。20日の試合でついにそれが現実のものとなった。

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