現地20日（日）にシカゴに乗り込み、クオーターバック、ランニングバック、タイトエンドの先発陣が不在にもかかわらず、“ベアーズ”を冬眠させることに成功したニューオーリンズ・セインツだが、次のラウンドでは3人とも復帰できるかもしれない。

36対25でシカゴ・ベアーズを下したセインツのクオーターバック（QB）ドリュー・ブリーズが『ESPN』に明かしたところによれば、今週にも練習に復帰できると予想しているといい、次のサンデーフットボールでぶつかるアリゾナ・カーディナルスとの一戦では出場を望んでいるという。

シーズン第2週に利き手の親指を痛め、即座に手術を受けたブリーズは以来、フィールドから遠ざかっている。手術した当初は復帰まで6週間ほどかかると言われており、シーズン第8週に復帰となればほぼタイムライン通りに回復できたことになる。

ここ数週間、順調な回復ぶりを明かしていたブリーズは2週間前に柔らかいボールで投球するシーンを収めた動画を公開し、さらに先週木曜日には『WWL Radio（WWLラジオ）』でNFL規定のボールを投げられるようになったと語っていた。

復帰の際には医師の指示の下、右手に副子包帯を巻くことになると見られており、復帰のタイミングについてはまだはっきりしていない。

セインツに攻撃の要であるブリーズの復帰を焦る必要はないと言えよう。ブリーズ不在を受けてテディ・ブリッジウォーターが先発QBを務めるようになって以降、チームは5連勝を遂げており、ブリッジウォーターはシーズンが進むにつれて安定した改善を見せているのだ。先のベアーズ戦を含め、ブリッジウォーターはパス成功率67.7％、1,370ヤード、9回のタッチダウンパス、インターセプト2回をマークしている。

加えて、セインツはシーズン第8週のアリゾナ・カーディナルス戦（3勝3敗1分）を終えればバイウイークに入る。セインツがブリーズの復帰に時間をかけたければ、7週間の回復期間を与え、シーズン第10週のアトランタ・ファルコンズ戦で先発させることも可能だ。

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