昨年度のMVPがケガを抱えているカンザスシティ・チーフスは、フットボールから1年遠ざかっていたベテランのクオーターバック（QB）マット・ムーアを司令塔とした後、ドラフト外フリージェントのカイル・シューマーを練習生からバックアップに起用した。

ルーキーのカイルはニューヨーク・ジャイアンツのヘッドコーチ（HC）パット・シューマーの息子だ。そのカイルが練習生から53名ロースターに昇格されたとチームが発表している。

パトリック・マホームズがデンバー・ブロンコスと対戦したサーズデーナイトに膝を負傷したときから予想された動きだった。

若きカイル・シューマーについて尋ねられたチーフスHCのアンディ・リードは「彼は非常に熱心に働いている」と答えた。

「彼は若く、豊富な経験があるわけではない。それがネガティブな部分だろう。ポジティブな部分はプレシーズンでプレーする機会があったときに、彼がうまくやったこと。つまり、彼がチームを作ったのだ。それは大きいことだ。その方向に進むのだとしたら、われわれは進んでいく。ブレット（ヴィーチ／ジェネラルマネジャー）がすべてをやってくれる。それが意味を持つのだとしたらだが、彼は確かに良いプレシーズンを過ごした。あなた方にはデータはないし、私にも彼がレギュラーシーズンでプレーしたデータはない」

マホームズの身体が健康ならば、QBの装いをするのはマホームズとムーアだけだったろう。したがって、チーフスが日曜日の夜にグリーンベイ・パッカーズと対戦する際には、ムーアとシューマーのみがQBとしてリストに名を連ねる可能性が高い。シューマーのNFLでの試合経験はプレシーズンの4ゲームのみであり、パス56回中33回成功、316ヤード、タッチダウン2回、インターセプト1回を記録していた。

父パット・シューマーは日曜日の早い時間に新人ダニエル・ジョーンズをコーチするため、試合が終わった後にテレビのチャンネルを合わせて息子の登場の有無を確認する時間は十分だ。

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