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ヒップポインターを抱えたベアーズQBトゥルビスキー

2019年11月19日(火) 11:17

シカゴ・ベアーズのミッチェル・トゥルビスキー【AP Photo/Jeff Roberson】

シカゴ・ベアーズのクオーターバック(QB)ミッチェル・トゥルビスキーが現地17日(日)の試合を途中で離脱した件は、ヘッドコーチ(HC)マット・ナギーが月曜日に記者対応した際にも話題に上っている。 

ナギーHCの最新の説明は、それまでになされたものと大差なかった。

トゥルビスキーは前半終了間際に臀部を打ち、軽いヒップポインターを抱えたとナギーHCは月曜日に語っている。ハーフタイムに処置を受けたものの、コンディションは良くならなかった。また、人々のうわさはどうあれ、トゥルビスキー離脱はパフォーマンスとは全く関係ないという。

「時間が経つとともに彼に起こったのは、どんどんこわばって張っていったということだ」と言うナギーHCは次のように続けている。

「われわれはそこを見守ることに終始し、彼のプレーに影響しないよう注意しておきたい状況だと気づいていた。彼が臀部の問題に対処しているのは分かっていたが、プレーしないほど深刻ではなかった。しかし、時間ともにベンチに座ってさえいられないほどこわばるようになった。それが私の気づいたタイミングであり、われわれは1シリーズ半にわたって彼に注目した」

ナギーHCがトゥルビスキーを試合から外し、チェイス・ダニエルと交代させる決断を下したのはその頃だ。簡単な決断ではなく、ナギーHCとトゥルビスキーの間でしっかりと話し合われた末に下されたという。その模様は『NBC』のカメラに捉えられ、当時はケガの問題ではなく、プレーが原因での交代だと見られていた。

しかし、実際には“彼を彼自身から守るため”に決断したのであり、“プレーとは全く関係ない”とナギーHCは語った。

「ミッチが愛されるのは、彼がとんでもなくタフだという点だ。私もそこが好きだ。だが、同時に彼はそれがつらく見えるところまで行ってしまう。私がしなければならなかったのはそれだ。私は彼に、痛みや自分のいる場所については容赦ないほどに正直でいなければならないと、私からの指摘として知っていてもらいたかった。それがまさに起こったことだ」

ベアーズがここからどこへ向かうのかは興味深いところだ。ナギーHCは日曜日に向けたトゥルビスキーのステータスについて“取り組んでいる”とする一方、健康状態に問題がないなら“絶対に”トゥルビスキーが先発すると述べている。

しかしながら、4勝6敗のベアーズにとって事態は切迫しつつある。もう敗北は許されず、すなわちQBの状況はいつも以上に重要になるだろう。トゥルビスキーがチームの役に立てるほどの状況になければ、ダニエルが頼りになってくる。続報を待ちたいところだ。

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