ベンガルズが再びQBダルトンを先発に
2019年11月26日(火) 11:15シンシナティ・ベンガルズがアンディ・ダルトン態勢に立ち戻ろうとしている。
ヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは現地25日(月)、ダルトンがシーズン第13週のニューヨーク・ジェッツ戦で先発クオーターバック(QB)を務めると発表した。チームはそれが今季初勝利をつかむためのベストの決断だと述べている。
未勝利のベンガルズはシーズン第9週のバイウイークを前にベテランのダルトンを下げ、ライアン・フィンリーの起用で勝機を見出そうとした。しかし、その試みは十分のようだ。
3回の先発でルーキーQBのフィンリーは87回のパスアテンプトの47.1%を成功させ、474ヤードを獲得。アテンプト平均は5.4ヤードで、タッチダウン2回、インターセプト2回、サック11回、ファンブルロスト3回という数字を残す中で、200ヤードを超えた試合はなかった。理想的な腕の強さがないフィンリーは、テイラー率いるオフェンス陣においてボールを安定して動かすことに苦戦し、試合平均11.0ポイントとなっている。62.1というフィンリーのパサーレーティングはダルトンがそれまでに記録していた79.2より17.1ポイント低かった。
ベンガルズのオフェンス陣は去る日曜日に16対10でピッツバーグ・スティーラーズに敗れ、今季に20得点にとどかなかった試合は9ゲーム目を記録。これはワシントン・レッドスキンズと並んで最も多い数字だ。
フィンリーの評価を終えた今、ベンガルズは2020年のドラフトで未来のシグナルコーラーを探すことだろう。5試合が残されている状態で、ベンガルズは全体1位指名権に向けて2試合分のリードを保っている。
ダルトンをフィールドに戻すことで、未勝利のままシーズンを終えることを避けようとするベンガルズ。帰還したダルトンは前戦でオークランド・レイダースを34対3に抑えたジェッツディフェンス陣と対峙する。その先でベンガルズが対戦するのはクリーブランド・ブラウンズ、ニューイングランド・ペイトリオッツ、マイアミ・ドルフィンズ、そして再びブラウンズだ。
【A】