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不安障害と戦うイーグルスGブルックス

2019年11月26日(火) 17:12


フィラデルフィア・イーグルスのブランドン・ブルックス【Rick Scuteri via AP】

フィラデルフィア・イーグルスが誇るプロボウル選出のガード(G)ブランドン・ブルックスがシアトル・シーホークスに敗れた現地24日(日)の試合から“病気”で離脱した。

NFLでも最も優秀なオフェンシブラインマンの一人であるブルックスは、不安障害に対処していたのだ。

日曜日の夜に症状について報じられたブルックスは、この症状との戦いについて自らの言葉で語っている。

「昨日起こったことについて話しておきたい。俺は起きて、いつもの朝のように吐いた。いつもどおりには行かなかったが、スタジアムにつけば落ち着くだろうと思った。実際にそうなったけれど、俺はクタクタだった。また吐き気が戻ってきたが、それと戦い、ファーストドライブのために出ていった。フィールドを離れるまでにむかつきと吐き気が戻ってきて、チームメイトのところに戻れるように自分にできる全てを試してみたけれど、できなかった。間違えないでほしいが、俺はこのことや、毎日自分に起きていることを恥じたり、気後れしたりしているわけではない。俺はこれを2年コントロールしていて、昨日は後退しただけのこと。俺が唯一怒っているのは、チームが俺を必要としていたときに、彼らと一緒に、そして彼らのために、そこにいられなかったことだ。最後に、コーチやチームメイト、ファンに感謝している。このことが気づかれないわけにはいかなかった」

日常生活に影響する苦境について明かしたブルックスを称賛したい。

プロのアスリート、特にフットボールプレーヤーとは、鉄の意志の持ち主であり、これと分かるような弱点のないウォーリヤーやグラディエーターだと思われがちだ。それも滑稽な話。NFLプレーヤーもわれわれと同じ人間であり、数々のハードルと戦っている。ブルックスが語ったような一人称のストーリーを聞けばそれだけ、その事実は受け入れやすくなり、選手たちが必要とする助けを求めるのも容易になる。日常的に不安と戦っている人はたくさんいる。

ブルックスのような絶頂期にあるアスリートが同じ問題を抱えているのを知ることは、そういった人々の日常生活の助けにもなるだろう。

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