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レイブンズCスクーラが残るシーズンを欠場の見込み

2019年11月27日(水) 10:12

ボルティモア・レイブンズのマット・スクーラ【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

マンデーナイトに9勝2敗を記録したボルティモア・レイブンズだが、一方でカギとなる存在を失っている。

45対6でロサンゼルス・ラムズを下したこの試合でセンター(C)マット・スクーラが膝を負傷し、残る2019年レギュラーシーズンは欠場する見込みだと『NFL Network』のマイク・ガラフォロが情報筋の話を元に伝えた。

スクーラはプロボウルの投票で暫定2位につけており、レイブンズとNFLにおける人気の高さがうかがえる。ケガによる離脱はチームメイトたちにとっては耐え難いだろうが、少なくともオフェンスのある一面においてそれほどその不在が目立たないかもしれない。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によれば、スクーラはパスブロッキングにおいてNFLで22位のCであり、これはフィラデルフィア・イーグルスのベテランCジェイソン・ケルスのすぐ後ろではあるが、トップクラスからは大きく離れている。

クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンのためのパスブロッキングはラインマンの評価をあいまいにさせるところがある反面、ディフェンダーからQBを遠ざけておくのをタスクとするラインマンにとって可動性のきわめて高いQBを頂くのはより容易でもある。だが、ランブロッキングの部分では打撃があるだろう。スクーラはスナップ250回以上でプレーしたCの中で、ランブロッキングで11位タイにつけている。その一方、レイブンズはランでリーグベストの試合平均210.5ヤードを記録しており、やや低迷することはあってもレイブンズはリーグのトップ付近にとどまることができそうだ。

ジャクソンという要素のおかげで、スクーラの代役という任務はわずかながらも楽になるだろう。パサーとしてのジャクソンをテイクダウンするのは信じがたいほど難しく、ランナーとしてのジャクソンを止めるのも同じく難しい。だからこそ、レイブンズは平均的なチームよりよい形でスクーラの損失を背負うことができるのだ。

だからといって、スクーラの重要性が損なわれているわけではない。2年目の先発Cは練習生から出発して、まずはガード(G)として、後にCに取り立てられている。スクーラほどの献身が可能な選手を探すのに、レイブンズには大きなプレッシャーがかかるはずだ。

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