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ペイトリオッツによるサイドライン撮影の有無をNFLが調査

2019年12月10日(火) 11:57

ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Steven Senne】

シンシナティ・ベンガルズのヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは現地9日(月)、ニューイングランド・ペイトリオッツが日曜日にクリーブランド・ブラウンズの記者席からベンガルズのサイドラインを撮影したかについてNFLが調査を行っていると述べた。

「インシデントがあったことは把握しているが、リーグが調査を行っていることもわかっている。まだコメントは得られていない」とテイラーHCは記者会見の最後に質問された際に答えている。

テイラーはそれ以上の質問については答えなかった。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロはリーグも今のところコメントしていないと伝えている。

NFLネットワークのイアン・ラポポートはペイトリオッツの状況を知る情報元の話を通じて、ペイトリオッツがブラウンズにビデオ撮影者のパスを求めて連絡していたと報じた。これはペイトリオッツが作成するビデオシリーズ“Do Your Job(ドゥー・ユア・ジョブ)”の一環として、先乗りスカウトの活動を撮影するためだったという。

ペイトリオッツのHCのビル・ベルチックは『WEEI』に、ビデオシリーズの制作には自分は“一切無関係”だと述べた。

「これについては聞いている。そこにいたのは明らかにわれわれの番組制作者であり、私やわれわれは彼らが制作、監督、撮影するものとは一切無関係だ」とベリチックHCは話している。

「私は彼らのテープなどといったものを全く見ていない。それについては、われわれは100%無関係だ。彼らが何をしていたのかや、あれが何だったのかについては、制作のメンバーに聞くべきだ。放送されたもの以外、われわれは彼らが撮ったものを見たことがない」

「私の理解では、彼らは先乗りスカウトとはどういったものか、などを紹介するために彼を撮影していた」

ペリセロによれば、記者席での撮影に気づいたベンガルズのスカウトがチームの幹部にそれを伝え、幹部がNFLのセキュリティーに知らせたという。セキュリティーはペイトリオッツのスタッフと話をし、ビデオを回収している。

ペリセロは『The Aftermath(ジ・アフターマス)』の中で「一番ベンガルズが関心を持ったのは、彼らがベンチエリアを撮影していた点だ」と話している。

「何が撮影されていたかをよく知る数人と話をした。その中の実際にテープを見た一人は、ベンガルズのコーチ陣がサインを出しているところからフィールドにパンする映像が含まれていると語った」とペリセロは続けている。

ベリチックHCは、チームのスカウト部門はライバルを映像に収めることがNFLのルールに抵触すると把握しているとつけ加えた。

「先乗りスカウトはライバルを撮影することができない。われわれの映像スタッフはライバルの試合前のウオームアップやサイドライン、その他彼らの備品を試すためのあらゆるものを撮影することすら許されていない。うちのスカウトや撮影スタッフは全員、100%それを知っているし、それがどういうことか絶対に知っている。繰り返すが、私は番組制作者とはまったく関係がない。彼らが何をしているかは私には分からないし。彼らのプロジェクトがどんなものなのかといったことも知らない」

ペイトリオッツは次の日曜日にベンガルズと対戦する

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