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プレスコットは未来を担うQBだとカウボーイズ副社長

2020年02月25日(火) 10:18


ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Ron Jenkins】

1月上旬、ダラス・カウボーイズの副社長であるスティーブン・ジョーンズはクオーターバック(QB)ダック・プレスコットとの再契約の重要性を強調していた。すでに2月も終わりに近づいたが、ジョーンズによればカウボーイズは昨年9月以来、プレスコットのエージェントと話し合いや交渉を行っていないという。

ジョーンズは現地24日(月)にNFLスカウティングコンバインの会場にて、別の交渉の行方を見守っていると明かした。

「今回の団体労働協約がどうなるかを見たかった。当然、これだけ大きな契約になると、それが大きな違いにつながる。われわれは楽観的な姿勢でいるし、タグを使う必要が出る前に、タグ付の最後の日までには、われわれの目標は達成されるだろう」

NFLとNFL選手会(NFLPA)は先日、タグ付期間を2月27日(木)から3月12日(木)までに後ろ倒しにすることに合意した。NFLPAの役員会はこの木曜日にCBA案に対する投票を行う予定だ。ジョーンズは今週にインディアナポリスでプレスコットの代理人と会うことを望んでいるとする一方、正式には何の予定もないと述べた。

また、ジョーンズはチームが今もプレスコットと複数年の契約を望んでいるともほのめかしている。

「契約やフランチャイジングなどについての詳細にふれるつもりはない。われわれの目標はダックと一緒にやり遂げることだ。彼がここにいることを望んでいるのを私は知っている。彼が長い間ここにいてくれることを望んでいるし、彼こそわれわれのQBだ。何もまとまってはいないが、彼にはこれ以上ない敬意を払っているし、契約締結を願っている」

シーズン開始前の最後の交渉で実際に起こったことだが、仮に両者が合意に至らなかったとすれば、カウボーイズはプレスコットにタグをつけることになるかもしれない。ジョーンズはカウボーイズが4年間先発を務めたプレスコットと袂を分かつとの見方を否定している。

ジョーンズの感覚では、カウボーイズは昨年夏にプレスコットと契約合意に至る間近まで来ていたという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェーン・スレーターは契約の長さが障害になっていたと指摘しており、プレスコットはより高い年俸でより短い契約を求めていたと報じている。それから6カ月たち、価格はより高くなっていると見られる。プレスコットは2020年のフリーエージェント(FA)トップ101において、ナンバー1にランクインしている。

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