RBベルとSアダムスをキープする意向のジェッツ
2020年02月26日(水) 15:59将来を評価するのに一週間を費やしたニューヨーク・ジェッツが、現地25日(火)に長期的なプランのうちの2つに取り組んでいる。
昨年10月のトレード期限以来、ランニングバック(RB)リビオン・ベルとセーフティ(S)ジャマール・アダムスはその片方、もしくは両方に、何らかの機会にチームを移る可能性があると見られてきた。
NFLスカウティングコンバインの場で行われたチームのメディアセッションでも、ベルとアダムスの件が話題になっている。ただ今回は両者の離脱が語られるのではなく、ジェッツは両選手との関係性を強調していた。
『ESPN』によれば、ジェッツのジェネラルマネジャー(GM)であるジョー・ダグラスはスターRBのベルについて「彼がどこかへ行くという話は出ていない」と述べた。
「われわれはリビオンのことに心躍らせている。リビオンは素晴らしいチームメイトだ。彼がいかに素晴らしかったか口では表せないほどだ。われわれは彼がいることに興奮している」
「彼のプレーが減退しているとは言わない。彼の数字はおそらく、彼がそうあってほしいと望んでいたものではないだろう。われわれは彼のためにホールを開けるべく、もっと良い仕事をする必要があると思う。彼がピッツバーグと同じくらいの生産性を発揮できるよう、彼を良い位置につけてやる必要がある」
このシーズンを通じてベルとヘッドコーチ(HC)アダム・ゲイズの関係が注目の話題となっていた。今月初め、ベルは緊張関係があったとの見方を否定して「みんな何もかも誇張するんだ」と話している。火曜日はゲイズの方が次のように語った。
「彼らはわれわれのために素晴らしい働きをしてくれた。彼は私が頼んだことすべてをやった。彼は正しいやり方でものごとをやろうと努力していた。誰かが何か言ったとしても、われわれは本当にそんなことを気にしないところに達したと思う。われわれの関係性が保たれている限り、われわれは良い状態にある」
仮にベルとゲイズ、そしてジェッツのマネジメント陣が彼らの言うように良好な状態であるなら、チェックリストの次の項目に載っているのはアダムスの未来になるだろう。
傑出したSであるアダムスは2017年に全体6位で指名されて以来、チームの力となり、その名を知らしめてきた。今年はキャリアで初めてオールプロに選抜されたほか、プロボウルで2連続選出を果たしている。
アダムスとジェッツが11月に関係性を修復するまでは、決裂は目前だと考えられていた。ダグラスGMによれば、チームはアダムスのエージェントと“いくつかの予備的な話し合い”を行い、今は両者が“ジャマールは生涯ジェットである”計画だという。
“生涯”かどうかはともあれ、ジェッツは少なくとも2人が2020年もチームにいる計画を立てることが可能だ。
アダムスは5年目オプションを含めた2021年シーズンの終わりまでの契約があり、ベルの契約には新シーズンが終わって以降の保証がない。これらの対話がシーズンの終わりに再浮上する可能性は大いにある。
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