CBA案はフルメンバーシップによる投票へ
2020年02月27日(木) 00:39NFL選手会(NFLPA)の代表者たちは、先週NFLオーナーによって承認された団体労働協約(CBA)をメンバーシップによる投票に送ることを採決した。現地25日(火)夜遅くにNFLPAの広報アシスタントエグゼクティブディレクターのジョージ・アタラがツイートした。
インディアナポリスでNFLオーナーとNFLPA執行委員会、代表者による4時間近い会合が終わってから数時間後に届いた進展の報だった。会合はCBA案についてアップデートがないまま東部時間の午後9時頃に終了していた。
その4時間後にアタラが大きな進展を報告したことになる。
25日の夜に提案は32人の選手代表から過半数の承認を獲得し、批准のために組合の2,000人近い有料会員の投票にかけられることになった。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは、執行委員会が推奨せずにCBA案を送ったため、3分の2の承認は必要なかったと伝えている。
新たなCBAを批准するためには選手たちの過半数、50%の賛成が必要となる。25日夜にペリセロは、可決が“ほぼ確実なもの”だと伝えている。フットボールで言えば、リーグと選手たちは、“10年間の労働上の平安まで1ヤードライン”のところにいるということだ。
— NFLPA (@NFLPA) February 26, 2020
「CBAに関するNFLPAの声明:NFLPA選手代表は提案されたCBAをフルプレーヤーメンバーシップによる投票に送ることを可決した」
今週中に提案が承認されれば、CBAは3月18日(水)の新リーグイヤー開始前に施行されることになり、そうなるとフリーエージェンシーやサラリーキャップにも影響が出る。例えば、チームたちは2月27日(木)にタグ期間が始まった際にフランチャイズとトランジションタグを両方使うことができなくなる。2020年シーズン終了後に失効する現行CBAではそれが認められていた。
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