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コルツがベテランQBリバースに関心か

2020年02月27日(木) 12:28

ロサンゼルス・チャージャーズのフィリップ・リバース【AP Photo/Ben Margot】

インディアナポリス・コルツのジェネラルマネジャー(GM)であるクリス・バラードは1月にクオーターバック(QB)ジャコビー・ブリセットについては“まだ決断が下されていない”と語っていた。注目すべきベテランシグナルコーラーが獲得可能な今、その言葉は来たる事態を示唆しているのかもしれない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地26日(水)に、コルツがQBフィリップ・リバースに関心を持っていると伝えた。NFLスカウティングコンバインが開催されているインディアナポリスでラポポートが多くの人々から聞いた話に基づけば、リバースが2020年に蹄鉄が描かれたヘルメットをかぶると考えるに足る要素が十分だという。

火曜日に1月の答えを再び繰り返したバラードGMだが、ブリセットに関連する応答にはやや守りの姿勢が見られた。

「競争を作り出しているという点では、いかなるスポーツであれ競争が生じるものだ。それは1年毎に行われる。アンドリュー(ラック)がわれわれのQBだったときでさえ、われわれはQBポジションについてまだ学習していた。独特なポジションであるがゆえに重要だと思うし、彼らを見つけるのがどれほど難しいか知っている。このスポットに関しては毎年徹底して掘り下げなくてはならない」とバラードGMは述べた。

これまでのシーズンにおいて、競争を生み出すとはドラフト下位でQBを指名したり、バックアップと契約したりすることを意味していた。しかし、リバースがもたらす可能性のある状況はそれとは違う。リバースを迎え入れるということは、ほぼ確実に先発の座に据えるということであり、もしくは、最低でもキャンプで正QBの座をかけてブリセットと競うことになるはずだ。

コルツの2019年の苦戦はブリセットだけのせいではない。バラードGMが言うように、重要なポジションでの負傷が複数発生し、攻撃陣のポテンシャルを抑制していた。ブリセットはただQBであるがゆえに、その矢面に立っただけだ。

だからといって、コルツがリバースを真剣に検討する道を除外することはできない。リバースは今年の初め、定住を前提に家族を伴ってフロリダに引っ越したが、本人が秋と冬をインディアナで過ごすという手はある。引退までにあと2年はフットボールをプレーすることを望んでいるQBにとって、どこかで運命の救世主となったり、より絶望的なフランチャイズでプレーしたりするより、コンテンダーの一員としてキャリアを終える方がパーフェクトなシチュエーションだと言えるかもしれない。

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