レッドスキンズの全体2位指名権には“何でもあり得る”とリベラHC
2020年02月27日(木) 14:01ワシントン・レッドスキンズが有している2020年NFLドラフトの全体2位指名権は、レッドスキンズがクオーターバック(QB)を必要としているチームとトレードすることを決断した場合、ドラフトの行方を左右する要素になるかもしれない。
レッドスキンズの新ヘッドコーチ(HC)であるロン・リベラは現地26日(水)にNFLスカティングコンバインの場で、チームはあらゆる筋書きに向けて取り組んでいると話している。
「われわれは全てを検討している。何でもあり得る。全てが選択肢だ。われわれが行う全てのことは、一つの集団として決断し、そこから進んでいくつもりだ」
“全て”にはQBトゥア・タゴヴァイロアの選択も含まれているとNFLネットワークのイアン・ラポポートが水曜日の夜に報じた。レッドスキンズはタゴヴァイロアおよびルイジアナ州立大学のQBジョー・バロウと面談する予定であり、ただ彼らを精査するという以上の展開になる可能性がある。
ラポポートはレッドスキンズがタゴヴァイロアを狙っている可能性について「これまで聞いた中で最もクレイジーな話というわけではない。(アリゾナ)カーディナルスが昨年に同じことをやっている」と述べた。
「彼らは(ドゥエイン・ハスキンズを)フランチャイズQBにしたかったが、トゥアはかなり見込みのある有望株であり、将来が約束されている。仮に彼がハスキンズよりはるかに優れていると彼らが考えるなら、もし、彼がフランチャイズガイだと彼らが考えるなら、少なくとも彼らはそれを検討する必要があるし、それには彼やジョー・バロウ、その他のトップQBらについて全てを評価することが含まれる」
「他に有益になり得ることとして、彼らが全体2位指名権に対して面白いトレードオファーを得るとすれば、QBの有望株たちがいかに優れているのかを知ることができてそれも良いことだ。状況が進んでいくにつれ、そういうことも起こってくる」
広く全体2位指名が予想されているのはオハイオ州立大学のディフェンシブエンド(DE)チェイス・ヤングだ。ヤングは多くのスカウトによって、ドラフトのトッププロスペクトだと見られている。レッドスキンズはヤングのような選手がもたらすインパクトと、受け取る可能性のあるトレードオファーを天秤に掛ける必要がある。
全体1位指名権を持つシンシナティ・ベンガルズがドラフトをコントロールすると指摘するリベラHCは、手の内を隠している状態だ。
ベンガルズが予想通りハイズマン賞の受賞者であるバロウをトップピックで選択するとすれば、レッドスキンズにはヤングを選ぶか、2位指名権を他のQBを獲得したいチームにトレードに出すか、ラポポートが示唆するようにハスキンズから路線変更してタゴヴァイロア指名に動く道もある。
リベラHCはルーキーとしてハスキンズにはかなりの進歩があったとも語っている。しかし、フロントオフィスやコーチ陣に多くの変化があったチームが常にそうであるように、あらゆる選択肢が検討の対象になっているのだ。
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