ジャガーズがブロンコスとCBボウイのトレードに合意
2020年03月04日(水) 10:45
ジャクソンビルのオフシーズンが熱を帯び始めた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがジャクソンビル・ジャガーズはエッジラッシャーのヤニック・ガーコウにフランチャイズタグを使用するプランだと報じた翌日、チームはコーナーバック(CB)A.J.ボウイをデンバー・ブロンコスに送り出すことに同意したとNFLネットワークのジェームス・パーマーが伝えている。
キャップスペースを空けるこの動きの見返りとしてジャガーズは2020年の4巡目指名権を受け取ると、NFLネットワークのトム・ペリセロが情報筋の話をもとに報じた。
ボウイはフリーエージェントとして2017年にチームに加入し、ジャレン・ラムジーと共にリーグでも最もエキサイティングな若手CBコンビを形成していた。よく戦った2人だが、今やその双方がチームを離れていく。ラムジーは2019年シーズン中にトレードでロサンゼルス・ラムズへと移った。ボウイもすぐにチームを後にする。
ラムジーは『Twitter(ツイッター)』でこのような反応を示した。
👀👀
— Jalen Ramsey (@jalenramsey) March 3, 2020
Free all my dawgs lol
— Jalen Ramsey (@jalenramsey) March 3, 2020
「俺の仲間みんなを解放」
財政的な部分でもこの動きの意味は大きい。ボウイの2020年のキャップナンバーは1,540万ドル(約16億5,000万円)であり、ジャガーズの暫定キャップスペースはガーコウへのタグを含める前の段階で2,140万ドル(約23億円)しかない(『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』による)。今はまさに、会計簿に余裕を作るべきときなのだ。ボウイをカットして1,100万ドル(約11億8,000万円)をセーブするか、トレードに出して見返りを得るかという話になってくる。失うものがないとなれば、4巡目ピックには十分な価値がある。
ブロンコス側から見ると、これはクリス・ハリスのデンバー時代が終わりを迎えているということだろう。30歳のハリスは1年契約で2019年を終え、間もなくフリーエージェントになる。その後任がボウイということだ。暫定で7,000万ドル(75億1,000万円)のキャップスペースがあるブロンコスには、2021年にもほぼ同じキャップナンバーを占めるボウイの契約を受け入れるだけの余地がある。
28歳のボウイはブロンコスにとってディフェンスの要となることが期待される選手だ。このトレードは両者にとって良い取引と言えるだろう。
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