クオーターバック（QB）ダック・プレスコットはまだ長期契約を締結していないが、ダラス・カウボーイズは現地16日（月）、プレスコットに関するひとつの詳細、フランチャイズクオーターバックに指定したことを明らかにした。

情報筋の話として、カウボーイズはプレスコットを独占的フランチャイズタグに指定したと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが伝えている。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが情報筋の話として伝えたところによれば、カウボーイズは2020年もプレスコットをチームのコントロール下に置いておけるよう、独占的フランチャイズタグを指定することにしたという。その後、カウボーイズがこれを認め、契約には3,300万ドル（約35億円）前後の価値があるとも述べている。

プレスコットは2020年シーズンにタグ指定された状態でプレーすることができる。クオーターバックとしてはトップ5に入る報酬も受け取れるが、今後については完全に確保されたわけではない。それでも、カウボーイズは今回のタグ指定によって、失望のシーズンとなった2019年末から新リーグイヤーが始まるまでに決めきれなかった長期契約をまとめるために必要な時間も手に入れられる。

また、カウボーイズはワイドレシーバー（WR）アマリ・クーパーとの長期契約も締結できていない。プレスコットとの契約交渉が順調にいった場合として、カウボーイズのタグ指定候補にクーパーの名前が挙がっていた。プレスコットをタグ指定した結果、カウボーイズがクーパーと契約を取りまとめるための時間は残りわずかしかなく、時間切れとなればクーパーは獲得に関心を持つ他のチームと交渉をスタートさせることができる。新リーグイヤーが始まる18日（水）までにカウボーイズがクーパー確保を実現できなければ、フリーエージェント（FA）市場でクーパーが目玉になることは間違いなく、交渉窓口が開放される16日（月）正午（アメリカ東部時間）よりも前に多くのチームが獲得を検討するかもしれない。

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