NFLは現地16日（月）、予定通り4月23日（木）から25日（土）にかけて2020年NFLドラフトを実施し、テレビでの放送も行うものの、新型コロナウイルスのパンデミックによってラスベガスで開催することになっていた一般向けのイベントは取りやめると発表した。

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは声明の中で、CDC（アメリカ疾病対策センター）を含む医療専門家の助言を受けつつ、ネバダ州およびラスベガス市の自治体と相談した結果、ラスベガスのイベントを中止する決断に至ったと説明。

また、NFLは現在、「プロセス実施の方法と情報伝達の方法について革新的な選択肢」を模索しているとも明かしている。

「今回の決定はファンおよび市民の健康と安全という、われわれにとって最大の優先事項が反映されたものである。この結果がNFLおよびラスベガスのコミュニティにとって残念である一方で、将来のNFLドラフトに関してレイダース、ラスベガス市、ラスベガス観光局と協力できることを楽しみにするとともに、将来的にラスベガスでスーパーボウルを含む他の大規模なNFLイベントを開催する機会を評価している」とグッデルは説明した。

NFLでは世界規模で感染が拡大している新型コロナウイルスの状況を受けて、各チームに対し、ドラフト前のチーム施設訪問を禁じる旨を通達している。

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