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新型コロナウイルスの支援に乗り出したNFL界

2020年03月20日(金) 07:20

【NFL】

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受け、NFLプレーヤーやチームが地元地域のサポートに乗り出した。

NFLは『Twitter(ツイッター)』の公式アカウントを通じて「新型コロナウイルスで学校が閉鎖されている間、無料の教育リソースを提供するため、慈善パートナーに参画する」と発表。

「支援と救済活動の第一段階として、K-12(幼稚園から高校)の生徒たち、教師の方々、親御さんにオンラインでの学習ツールを提供する」

アトランタ・ファルコンズおよびアトランタ・ユナイテッドのオーナーであるアーサー・ブランクは施設閉鎖を受け、『The Blank Family of Businesses(ザ・ブランク・ファミリー・オブ・ビジネス)』の従業員には賃金を支払い続けている。また、クオーターバック(QB)マット・ライアンはアトランタで新型コロナウイルスの影響を受けた人々の支援として10万ドル(約1,100万円)を寄付した。

バッファロー・ビルズのセンター(C)ミッチ・モースも妻とともに『FeedMore WNY』に10万ドルを寄付。

通常の就業スケジュールに合わせて正社員、非正規社員、インターンへの賃金支払いを実行すると公表したのはデンバー・ブロンコスだ。シフトがキャンセルされたり、イベントが中止になったりしたケースを問わず、支払うとのこと。加えて、ブロンコスは『Food Bank of the Rockies(フードバンク・オブ・ザ・ロッキーズ)』を通して、地元コミュニティに10万食の食事を提供できるように貢献しているほか、社長兼CEOのジョー・エリスはチームがコロラド州のCOVID-19インパクトファンドに50万ドル(約5,500万円)を寄付したことを発表した。

一方、インディアナポリス・コルツのオーナー、ジム・アーセイは地元のフードバンクへの寄付を呼びかけており、寄付の金額が20万ドル(約2,200万円)に達した場合、アーセイ自身が100万ドル(約1億1,000万円)を寄与することを誓約。その後、コルツによると、寄付は30万ドル(約3,300万円)を超えたといい、宣言通り、アーセイが100万ドルを寄付したことを公表した。

その他、それぞれの地域を助けようと多くのチームや選手たちが寄付をしたり、支援を呼びかけたりしている。

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